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0432 - 体験しないと「感覚」として理解できないんだなーと思った話

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数ヶ月前に購入した車で日々あちこち出掛けているのだが、先日、走っている途中で「ガタン!」と何かを乗り上げてしまうような衝撃があり、しばらく走っていたら車体がガタガタと揺れ始めた。

幸い、あとちょっとで自宅という距離だったので、家のガレージに車を停めて確認したところ、後ろタイヤの片方がパンクしていた。

ありゃりゃ、参ったなと、近所で整備工場を営んでいる知り合いにヘルプ電話。すぐに駆けつけてきてくれたのだが、凹んだタイヤを見るなり「ここが裂けてしまっているので交換しなきゃですね」と。

何かを乗り上げてしまったので、その旨を伝えたのだが、返ってきた言葉は「たぶん、空気が無い状態でしばらく走っちゃってて、乗り上げたのも、きっと普通のタイヤなら問題なく走れるちょっとした窪みとかなんですよ」という、個人的に衝撃の内容だった。

思い返してみると、数日前から、よく利用するスーパーの入り口にある歩道のちょっとした段差の衝撃をいつもより感じていたような気がした。自分の鈍感さを少しだけ恨んだ。

東京から、車社会である静岡県西部にUターンしてもうすぐ2年。地元は「車は1人1台」なレベルの地域なので、大人が3人いれば家に車が3台あるといった塩梅。

しばらくはマイカーを持たずに、空いている家族の車を借りて乗るという状態で充分に事が足りていた。ただ、極稀だが家族全員が同じタイミングで車を必要とする状況が起きるため、さすがに自由に使える車が無いと仕事の予定を安心して決められないなと感じ、数ヶ月前、ようやく車を購入した。

といったように、Uターンしてから運転する車が頻繁に変化していたこともあり「この車の乗り心地が普段と微妙に違うぞ」という変化に正直なところ全然気づけなかったのだ。そう、完全に言い訳である。

タイヤ交換は連絡した日のうちに対応してくれた。とてもありがたい。

受け取ったマイカーを運転すると、たしかに、ここ最近とは走りが全然違った。不思議なもので、記憶を遡るカタチで「空気が減った状態のタイヤで走っていた時の感覚」が蘇ってきて、「そっか、あんな感じになるのかー」と、追体験として理解できた。

「タイヤの空気が無くなってきたら走りがこうなるよ」または「こういう感じがしたら、タイヤの空気が無くなってきているから注意してね」と、もし知識として知っていても、実際にどういう感覚なのかについては、やはり体験しないとハッキリと理解するのが難しいように思う。そう、これも完全に言い訳である。

今後も安全運転を心掛けて、タイヤの空気圧も気にかけて、無事故無違反で健やかなドライブ生活を送っていかねばだ。

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