俺は大人になってしまった

それしかない、という感覚を失ってしまったようだ
若者の文化、それらを受け入れられない自分に気づいてしまった
考えて見れば、あの遠い羨望のような——あの何もなかった——永遠を知っていた——そんな時代に
限られているという事のなんと素晴らしい事か!
私にはこれしかないと信じられることのなんと素晴らしいことか!
恐ろしげな微笑が頭をもたげ始めてから
そしてそれが自分にいつの間にか乗り移ってしまってから
俺は大人になってしまった——


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