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シンガポール保健省のコロナ特設ページがすごいぞ!

毎朝のウォーキングがすっかり定着したようです。

今まであまり気にしていなかったけれど、
我が家の周りには自然がいっぱい!

最近は混雑を避けて、7時前にウォーキングすることが多いので、
このような画像を取ることがあまりできないです。
(シンガポールの日の出はだいたい午前7時頃!)


でも、悲しいことに最近早朝に大雨が降ることが多いシンガポール。
今は乾季のはずなのに、なぜ?
ウォーキングすらさせてもらえないの???

タイトルからどんどん離れてしまいました!

日本では、シンガポールに関して
ものすごくいい加減な情報が氾濫しているみたいで、
それらを見るたび、悲しい気持ちになってしまいます。

ということで、少しでも正しい情報をお送りできたらと思い、
今回は日本の皆さんに
シンガポール保健省のコロナ特設ページのご紹介をいたします。

シンガポール保健省が提供するコロナウィルスに関する特設ページ

こちらのサイト、正式名称を
”UPDATES ON COVID-19 (CORONAVIRUS DISEASE 2019) LOCAL SITUATION”
と言います。

気になるところを一つづつ、説明していきます!

一番最初に書いてあるのは、
フェイク情報についての注意喚起・警告。

最近では、MOH(保健省)の職員を偽って、個人情報を引き出そうとする電話があるそうです。

どこの国でも、悪い人が考えることは同じですね。

下に読み進めていくと、最新の感染者の情報が表示されています。
本日の最新情報は5月10日(日)のものです。
Activeケースが1,097件、退院した人が2,721人。
退院数が入院数をかなり上回って来ました。
良いことです。

さて、日本での報道を見ている皆さんは「あれ?」っと思ったのではないですか?
だって、シンガポールって確か感染者が2万人を越して、
アジアで一番感染者多い国になってしまったんでしょう?

はい、悲しいことに感染者数は同日の時点で、確かに2万人を越しています。でも、その殆どが入院の必要がない人達です。
現在は隔離施設に隔離されています。(19,498人)

この人達と、Activeケース(治療が必要な入院患者=1,075人+ICUで治療を受けている日=22人)の合計が、2万人超えということです

100万人あたりの検査数からすると、世界の中でもかなりの検査数になります。(約21,600人)
検査をしまくって、感染者数が爆発的に多くなったと言われ、
現在は封じ込めに成功した(といいながら数日前からまた感染者が出てきましたが)と言われる韓国でさえ、10,862人(4月20日現在)ですから、
ものすごい検査数と言えるでしょう。

ですので、感染者が多いのはまあ、ごく普通の現象と言ってもよいのでは…

検査が進むにつれて、感染者はさらに多くなると推測されていますが、
シンガポール国民や外国人作業員以外の感染者数が一桁になる日もでてきたので、日本で騒がれているほど、心配する必要は無いと思います。

ページの説明を進めます。

COVID-19 Situation Reportを言うところをクリックすると、
更に詳しい情報を見ることができます。

Summary Table
この表がわかりやすくて素晴らしい(笑!
皆さんも是非リンクをクリックして表をご覧下さい。
すべての数値を見て見れば、シンガポールの状況が日本のマスコミが騒ぎ立てているほど深刻では無いことがわかります。

新規感染者は外国人労働者を除くと4人です!

画像1

Number of Cases
表の次はグラフです。

これを見ると、第1波は海外からの流入(赤いグラフです)。
そして、第二派が寮での感染者数の増加(3段目のグラフです)というのがわかります。
ただし、気をつけていただきたいのは、ブルーのグラフだけ単位が異なります。
これは寮での感染者数が桁違いに多いので、このような表記になったのでしょう。
こうやって棒グラフにしてくれると、本当にわかりやすいですよね。

画像2


では、一度Summary Tableに戻って下さい。
このページの良いところは、シンガポール国内だけでなく、
世界の情報もアップデートして載せていると言うことです。

(下の表の右側になります)
カッコ内が新規の感染者数です。
アメリカやヨーロッパはまだ万単位で増えていますが、
Western Pacificは1000人をわずかに上回る数です。

画像3

皆さん、Western Pacificって知っていましたか?
私は今までどの国を指すのか知りませんでした。
これはWHOによる国わけなんですね。
Australia
Brunei Darussalam
Japan
New Zealand
Singapore
Cambodia
China
Cook Islands
Fiji
Kiribati
Lao People’s Democratic Republic
Malaysia
Marshall Islands
Micronesia, Federated States of
Mongolia
Nauru
Niue
Palau
Papua New Guinea
Philippines
Republic of Korea
Samoa
Solomon Islands
Tonga
Tuvalu
Vanuatu
Viet Nam
です。
感染者0が続いている国も多いので納得。
ということは80%ぐらいがシンガポールの感染者!


通常上記の国が含まれるであろうSouth East Asiaとは、
WHOのカテゴリ分けになると、下記の国々を指すそうです。
こちらのほうが国の数は少ないのに、
Western Pacificと比べると、4倍の感染者数。

シンガポールで感染している労働者の殆どが、
このグループに属する
バングラディッシュやインドからです。
もしかしたら、やっぱり生まれた国によって感染しやすい遺伝子か何かを持っているのかもしれませんね。

Indonesia
Sri Lanka
Thailand
Timor-Leste
Bangladesh
Bhutan
Democratic People’s Republic of Korea
India
Maldives
Myanmar
Nepal

このページを見ていると色々なことがわかって来て本当に興味深いです。

それに、こんなわかりやすい表やグラフを作成するシンガポールは
やっぱり算数が得意なんだと、
納得してしまいました。

皆さん、
マスコミが一方的に押し付けている情報だけを信じるのではなく、
一次情報をきちんとチェックしましょうね!

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