『当たり前の日常』がいつ壊れるかなんて。神様は教えてくれない。
幸子が、なぜゲーム配信等長時間の配信をしないか、初めてお話します。
リアルな描写も出てきます。
苦手な方は読まないでUターンお願いします。。
『ねぇ、カービィのゲームやらせてよ。』
『嫌だよ。ねーちゃん下手だから。』
何気ない兄弟の会話。
『ほら、どっちか先にお風呂入っちゃいなさい!』
そこにおばあちゃんが呼びに来て、弟がすっと立ち上がって先にお風呂に向かう。
そこまでは、いつも通りでした。
そのまま、弟は2度とお風呂から上がってくることはありませんでした。
ーーーーーーー
私は、小さな頃からずっと一緒だった、2つ年下の弟を
私が高校生になる直前に亡くしています。
お風呂に入った弟のゲーム機を勝手に立ち上げて、ゲームを始めた私。
ゲームは何時間でもやれてしまうくらい大好きでした。
結構進んだなー怒るかな、驚くかな!
そう思って進め続けました。
数十分後。
帰ってこないな…なんでだろうな…
その異変に思った矢先
お風呂からおばあちゃんの叫び声が聞こえて
見に行った時に、弟はお風呂の底に静かに沈んでいました。
急いで救助等行いましたが間に合わず
病院で息を引き取りました。
この日は連休か何か休日。夕方。
いつもなら家族は家にいるはずなのに、その日はおばあちゃんと私、弟しか家に居ませんでした。
その時、考えたことや感じたことは20年以上経った今思い出しても鮮明に蘇ります。
私がゲームを勝手にやらなければ
長時間集中していなければ…
もしかしたら助かったかもしれないのに
何してたんだろう…
法事など、大人がバタバタと目まぐるしく動いている中で
私は、ずっと自分の部屋の布団にくるまっていました。
布団の中にいれば、この現実からも逃れられる。眠ってしまえば夢を見ることもできる…そう思って、大人たちのいる場所にはほとんど行かなかったです。
何もできませんでしたし、形式的なやりとりについては大人がやってくれていたので、ほとんど覚えていません。
布団から出て、日常を感じてしまうのがとっても怖くて。
弟の部屋を覗いたらいつもみたいにゲームボーイでもしているかもしれない。本を読んでいるかもしれない。
机もベッドも、元気だったそのときのままなのに。
子供部屋にたった一人でいる事が信じられませんでした。
弟を呼ぶと、気怠そうな表情で「なに?」っていう声まではっきりと浮かぶのです。
大人たちが泣いている声や話を聞いて。
もう弟はいないんだという現実を目の当たりにしては、ココロが締め付けられました。
まだ気配がある気がして、何度も何度も…。
時間は戻らないこと。
居なくなった人は戻ってこないこと。
子供ながらに、とても広くて暗い場所に取り残されたみたいな気持ちでしばらくたち直れませんでした。
一緒にやっていたゲームは、しばらくできなくなりました。
ここからは、大人になって思ったこと。
人がいなくなったつらい気持ち、状況は
まるっきりおんなじ経験をすることはできません。
目の前で泣いているひとと共感したくてもできません。
コロナ禍等もあり…
弟だけでなく、学生時代の先生、仲の良かった友達、家族
大切な身近な人を亡くすという経験をすることが増えました。
そのたびに思うのです。
『当たり前の日常』がいつ壊れるかなんてわからないこと。
この『当たり前』がいつ急になくなってしまうかなんて
神様は教えてくれないっていうこと。
家族がいて、温かいご飯が出てくる当たり前。
会社で仕事をして帰る場所があるという当たり前。
活動を応援してくれる人がいるのが当たり前。
一緒に飲んだり笑いあう仲間がいることが当たり前。
そんな『当たり前』は、いつか終わりがくるかもしれないのです。
だから、
当たり前のことを当たり前だから何も言わないのではなくて
『ありがとう』って伝えていこう。って思うのです。
私は弟に伝えられなかった『ありがとう』がたくさんあります。
ゲームが下手だったのにお姉ちゃんと一緒にやってくれてありがとう。
本を読んだり、楽しいことをいつも教えてくれてありがとう。
話し相手になってくれて、ありがとう。
言おうと思っても弟には言えなくなってしまった『ありがとう』
もう本人に言うことはできないから。
今、目の前にいるあなたに伝えていきたいなって思うのです。
それと
『ゲームがなかなかできない本当の理由』をお話します。
はちみつをなめて変身して、ぷろぽりす幸子は活動できるようになりました。
実は、幸子がゲーム苦手…長時間配信ができない…
って理由にこのことが大きくかかわっていて
もともと不整脈持ちで、小さいころからゲームなど集中すると息が苦しくなったりしていたのですが
合わせてこの出来事があってから集中して操作するようなゲームを長時間できなくなってしまいました…
もう何年も前のことなんだから…って思うのですが
思い出すと呼吸がうまくできなくなることが多くて
なかなかゲームをクリアまでやることができない幸子ですが。
今回ゲームのバトルに参加することを決めたのは
少しでもそのトラウマとか苦手意識を言い訳にしたくなかったから。
(集中してバトルするようなゲームじゃなかったことが、よかったなって思います!こういうゲームも毛嫌いしていたけど、できるようになって自身がもてたよ。)
活動を通してそれが克服できるならとっても嬉しいことだと思ったからです。
ゲーム配信をしたいから、って活動当初はマリオカートやポケモンなど少しやったこともあるけれど、少しづつでも克服したいって思いからでした。
(続かなくて、クリアもできていなくて恥ずかしいけれど…)
今後も、無理はしない程度にゲームもやりたいのです。
そう思わせてくれたのは、私をみつけてくれたあなたのおかげです。
幸子を見つけてくれてありがとう。
応援してくれてありがとう。
幸子と一緒に笑顔になってくれているあなた。これを読んでくれているあなたが大好きです。
誰かに伝えられなかったありがとうは、今目の前にいるあなたへ。
幸子はこれからも伝え続けるね。
いつも、ありがとう。大好きです。
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