ミツバチの分蜂とは?群れの旅立ち
ミツバチの群れは女王蜂を中心として、働き蜂・オス蜂で構成されています。
そして巣が狭くなってきたタイミングで新しい女王蜂に巣を任せ旧女王蜂が半数ほどの群れを引き連れ、新しい巣を作りに旅立ちます。
これを分蜂と言います。
ちょっぴり怖い、一休み?
分蜂中軒先や樹木などに蜂の大群がごっそりと集まって固まっている時があります。
これは新しい巣の候補を探している途中で、休憩をしているだけです。
一見異様な光景なので、怖いですが数日中に飛び去っていくので刺激を与えないようにしましょう。
分蜂の前兆とは?
分蜂の前兆としては巣の周りに巣蓋が大量に落下している事にあります。
また、巣の中に新しい女王蜂の王台が作られていたら注意が必要です。
新しい王台があるという事は、新しい女王蜂が誕生するという事だからです。
分蜂前に準備万端?
ミツバチ達は分蜂の際に、しっかりと蜜を蓄え持ち出す事で備えます。
分蜂の途中で稀に、巣が尽きて壊滅してしまう事もありますが、旅の前にはしっかりと備えているのです。
残された新女王と蜂の群れはそれぞれの仕事を行う
分蜂によって巣にスペースが出来たため、残されたミツバチ達はそれぞれの仕事を行い群れを再発展させます。
巣に適度なスペースを作るためにも採蜜は大切
よく「ミツバチから蜜を取るのはかわいそうだ」という声もありますが、適切に採蜜する事はとても大切です。
ミツバチは蜂蜜を貯める(貯蜜)するスペースと、育児をするスペースは同じ場所で行われます。
つまり、蜜を貯めすぎると育児が行う事が出来ないというジレンマがあります。
ミツバチは自分たちで「これくらい蜜がたまったから育児スペースを確保しよう」などと調整するような事はせず、ただひたすら育児と蜜集めに励みます。
そういった意味では過剰に余っている蜜を採蜜する事で、人間にとっても有難い上にミツバチを助かるのです。(勿論過剰に採蜜するのは可愛そうなので、注意してくださいね)
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