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多面的なるもの、人。

最近、折に触れて思うことを初っ端に書いてみました。

はじめまして。
紬起(つむぎ)と申します。
これが初投稿になります。なので、おっかなびっくり、手探りしながら書いています。
初回らしく自己紹介をしてもいいところなのかもしれませんが、それは投稿の中で少しずつ……と思っています。

さて、タイトルの言葉についてですが。
一人の人物に対して、あの人は裏表がある、だとか、ギャップがあるとかいう言葉を耳にしますよね。
私も、学生の頃は何気なく使ったりしていました。
でも、最近は少し違和感を抱くようになりました。

人は、出会う人の数だけ固有のイメージを抱かれるものなんじゃないでしょうか。
あの人にとってのいい人は、自分にとっては嫌な人であり、
自分にとってのいい人は、誰かにとっては嫌な人、かもしれない。
きっと、初対面の印象が大切と言われるのは、その時のイメージが一定期間固着してしまうことが多いからでしょう。

確かに、一度付いてしまった「こんな人」というイメージは、なかなか変わらない気がします。でも、同じ時間を共有するなかでそれが変化することは意外に多い気もするんです。
自分が思っているよりも、ずっとね。

それは、何気ない仕草や一言かもしれない。
自分が意識していない部分で、誰かが感じるのかもしれない。

人は、その時の自分が持っているフィルター(価値観)で相手をみます。
でも、そのフィルターは一生変わらないものですか?
そんなことはないですよね。
いろんな人や物、出来事に出会ってみんなそれぞれに成長します。
子どもだけじゃなく、大人になってもね。
そうして、フィルターは色や形を変えたり、分厚くなったり、網目の幅が変わったりするんです。

私も、こどもの時、学生時代、仕事をしていた頃、恋をしていた頃、
結婚して子育てをしている今。
いつも悩みは尽きません。苦しくて、たまらない時期もたくさんありました。でも、振り返ってみれば、なるほどあの時の出来事や気持ちはこういう意味があったのか、なんて思うこともたくさんあります。
 
春は出会いがたくさんある季節です。
いいスタートが切れる時もあれば、そうでない時もあります。
でも、「今」だけがあなたの全てではないから。
過去と現在、未来。
つながる世界で、私たちは生きています。

春の街を行く人を見ながら、そんなことを思いました。

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