──眩しい。 憎たらしい朝日で目が覚めた。 この部屋のカーテンは何故こんなに薄いのか。 いい加減遮光カーテンにすればいいのに。 そんなことをぼんやり思いながら枕元のスマホに手を伸ばす。 伸ばした手の先が、横で眠る彼の頭に触れて慌てて引っ込める。 起こしちゃったかな。 …大丈夫、寝てる。 朝日よりも眩しいスマホの画面が時刻を映し出す。 6:26 寝返りを打つと無印のシングルベッドがギシッと音を立てる。 起こしちゃったかな。 …やっぱり、起きない。 そっとベッドを抜け出し