【リブート,てれび騎士】第5話 フィーリング,アップデート

二次創作注意。


プロローグ

その頃、ミオたちは電キャンプベースに。


「大丈夫ですか!?」

「はい、少し体は痛みますが。」

「それより、俺たちの代わりにギュナイさんたちが!」

「はい。さっきからギュナイさんとも連絡が取れません。」

連絡が取れないのは心配。

「雷キャたちも体力が戻らない。どうやら、電キャとは仕組みが違うらしい。」

「博士でも、不明なのですね。」

「悪いが、君たちの端末を桜川君の元に送って、解析してもらっている。しばらくは、体を休めてくれ。」

「そうさせてもらいます。」

宮園博士との連絡が切れる。

「ギュナイたちは俺たちでも探してみる。」

「わりぃ、ショウタ、ユウマ頼む。」

「これからどうしますか?」

「全く動けないわけじゃないし、気分転換に外に出ようか。」

「そうですね。私も、用事があるので別れて行動しましょうか。」

「賛成っ!じゃあ取り敢えず解散ということで。」


3人は電キャンプベースを出る。


ミオside

そう言えば、今日は限定ケーキが発売される日。

「今回こそは、食べたい!」

今回は間に合った。おみやげ用にも2つ。

「・・・。私としたことが、ここまで思ってしまっているとは。」

しみじみ思う、ミオ。


~~♪


「素敵な歌・・・」

店でピアノを弾く女性。

「あら?聞いてくれてありがとう」

「あっ、すみませんあまりにステキな曲だったので聞き入ってしまいました」

「そう言ってくれると嬉しいわ。お客さんもいないしせっかくだから少しお話しましょ?」

女性に誘われるまま、話をするミオ。


「そう、大変だったわね。」

「はい、折角仲良くなれたのに、また離れてしまいそうで。」

「大丈夫よ、素直な気持ちを、あなたのステキな音を届けられたらいいわ。」

「あの、本当にありがとうございます。ケーキまでご馳走になっちゃって」

「いいのよ。演奏聞いてくれたお礼。頑張って。応援してるわ。ミオ。」

「ありがとうございます!」

ミオはお礼を言って、後にする。


「これで、ワタシの役目は終わり。あとは・・・」

ミオの気配を感知し現われた、クリプトオンズを女性はピアノの音・・・音符で撃退する。

「・・・ミオの成長の邪魔はさせませんよ。」

ライリキッ!—ヨリドリミドリ ドレミドミドミッ!


テッショウside

「なんか、疲れた感じ。家に帰るか」

テッショウは家に帰る。

その途中、重そうな荷物を抱えた、おじいさんと出会う。

「おっとっと! 大丈夫ですか?」

「ああ、ちょっと買い物しすぎてな。」

「俺、少し持つよ。」

「あぁ、ありがとう・・・」

テッショウは、荷物を半分持ち、送り届ける。

「ありがとう。良かったら少しだが、お菓子を食べていかんか?」

「本当!?ありがとう!」

テッショウは、お菓子を食べながらおじいさんの話し相手に。

「すげぇ!おじいちゃん昔はピッチャーだったの!?」

「そうじゃ、昔は野球をしていたんじゃが、歳をとると衰えてな」

「俺、家近くだから、また何かあったら言ってよ!」

「ありがとう。そう言ってくれると嬉しいなぁ。」

「じゃあ、ごちそうさまでした!」

テッショウは、家を出る。


「・・・行ったかのぉ。 なかなか大変じゃのぉ。 んっ?」

テッショウの後ろにクリプトオンズが。すかさず、石を投げ気をそらす。

「あれ?おじいちゃんどうしたの?」

「ほれ、忘れものじゃよ」

「あっ、ごめん!ありがとうございます!!」

どうやら、気が付かれなかったようだ。


「人間のフリも疲れるパオ。」


ハルトside

ハルトは、図書館に来ていた。

「何か本でも借りて、時間をつぶそうかな。」

ソノマさん・・・大丈夫かな?

いつもなら図書委員で本をよく知っているソノマがいたが、あの一件以降姿を見ていない。

「今日は何を読もうかな・・・」

そこに、ヤンチャな風貌の青年が大音量の音楽を聴きながら入ってくる。

「あの人・・・ 図書館のルール知らない?」

ハルトは青年に近づき声をかける。

「あ、あの・・・すみません。」

「おっ、ハル・・・ っ何だよお前?」

「ここは、図書館で、大きい音はやめてください・・・」

勇気を出して声をかけるハルト。

「何だよ?声が小さくて聞こえないぜ?」

「っ!静かに本を読んでいる人もいるので、その・・・音楽は控えめにお願いします。」

周りの視線を感じるヤンチャ青年。

「分かったよ、これでいいか?」

「はい。図書館は静かに過ごす場所なので気を付けてください」

「はいはい。」

何とか、その場を収めることができた。

僕も、本を借りて外に出た。


「やれば、出来るじゃんかよ ハルト。」

ヤンチャな風貌の青年はつぶやく。

「そんじゃ、やりますかっ!ライリキッ!デル―ジョン!」

ーハルトに近づけないようになれッ!

ハルトに近づこうとするクリプトオンズが離れていく。


「私たちができるのはここまで。」

「後は、3人が感じたことを力にするパオ。」

「俺チャンたちも、陰ながら支えるぜ!」


エピローグ

未来ゲームスの一室。

「これで、良かったのかい?」

「はい、あなたの言う通りなら私たちは、パートナーとの心の強さが強みになるはずです」

「しかし、ワシがおじいさんとは納得がいかんがな。もっと若いイケメンにじゃな・・・」

「すまないね、移し替えるアバターがすぐに準備できなかったんだ」

「だけど、面と向かって話すのは新鮮で良かったぜ!ハルトの成長も見られたし。」

「そうですね、悩み事も聞けましたし」


「準備もできたから、端末に戻ってもらうよ。」

3人は消え、端末の中に。

「ミオ達には、君たちのアップデートと伝えておくよ」

その方が都合いいですわ。


数日後、ミオたちの元に端末が戻ってくる。

「メラ、もう大丈夫なの?」

はい、ご心配をおかけしました。

「パオウも、身体大丈夫なのか?」

すっかり、調子も戻ってきたパオ。

「ソレイユも大丈夫なの?」

おうっ!この通り、ノリノリに行けちゃうぜ!


「電キャと同じようにアップデートしているが、また不具合が出たら教えてほしい。」

「はい。桜川さんありがとうございます!」

「三人とも、聞いてほしい」

「マウナ 何?」

「ショウタ達が手掛かりらしいものを見つけたらしい」

「ホント!?」

「うん、だけど中には入れないみたいで。」

「工場みたいな所なんやけど、扉が閉まっていてな。」

「デンリキじゃ、開けないみたいなんだ。」

「そこで、お願いなんだけど。」


一緒にその場所の探索についてきてほしい。

続く,


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