Aルート その後


事件は解決したが3人は消滅した。しばらくは僕らも立ち直れなかった。


「ミオ…」
「いつまでも、泣いていたら報われへん。ちょっと出て来るわ」

ショウタは川へ。
「とはいえ、ショックだな。」
本当なら今頃、テッショウと釣り対決。だったはずなのに。

「お、おおっ!! コイツはでけぇ!! ちょっと取ってくれ!!」 
「お、おうっ!!」
「コイツは大物…?」
「ハハッ!確かに28cmはあるな。」「だよな!」


ふと顔を見ると…


「テ、テッショウ!!?」
「へっ?なんで俺の名前知ってるんだ?」
「何でって、一緒に戦った仲やんか!」
「えっ?オレ、お前と会うの初めてだけど…?」

確かにテッショウだった。だが、こちらのことは覚えていなかった。

一方、そのまは図書室に。
「ハルトくん…」
いつも一緒に仕事をしていた。騒がしいのが無くて寂しい。


「さて、整理しないと…」
「あの…すみません。この本ってどこにありますか?」
「この本は…あっ」

そこには、気弱な少年が。
「ハルト君…?」「は、はい… そうです。」
「良かった…!生きてた!!」「あ、あのどうしたんですか??」


「私も…前に進まなきゃ。」レイも一歩を踏み出す。「もしかしたら、見てるかもしれない。また叱られちゃう。」

「どうされたんですか?」
「遊びに来るいとこに作るおやつを考えていて。」「ホットケーキはいかがですか?ホットケーキミックスがあれば色々作れますよ」
「ホットケーキか… 前に作ったんだけどうまく行かなくて。」
「良ければお教えしますよ?」
「本当に!?ありがとう!」
ホットケーキ…前にミオが作ってくれたなぁ…


「いらっしゃい。どうぞ中に。」
「ありがとう!お邪魔します!!」
キレイなおうち…
「材料は揃っているのでこれで作りましょう。」
ホットケーキ…前にミオが作ってくれたなぁ…
「いらっしゃい。どうぞ中に。」
「ありがとう!お邪魔します!!」キレイなおうち…「材料は揃っているのでこれで作りましょうか」
「うん!」
「ちょっと髪を結びますね…あと、メモリが見づらいので眼鏡を…」
「あっ…えっ…!?」少女に見覚えが…


「どうかされましたか?」「ミ、ミオ…!?」
「はい。名乗ってませんでしたね。どうして私の名前…」
「会いたかった!ミオ!!」
「よ、よく分かりませんが…!?どこかでお会いしましたか?」
「覚えて無くてもいい…!良かったぁ!!」
「ちょ、ちょっと困ります!!涙を拭いてください!!」「う、うん…」
ミオも今までの出来事は忘れていた。
「で、では始めましょうか。」
こうして、私はミオと再会した。
そして、その後も色々と教えてもらって友達にもなった。

かつて、てれび騎士だった3人は消滅した。3人は新たな人格としてこの世界に戻ってきた。今までに出来なかったことをするために。


Aルート救済 エンド

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