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2023/06/17 #Juke_Vox Vol.23に出演した話

早いもので、出させていただいたイベントについてのnoteも続けて半年となりました。
今回は、ありがたくことに一つの指標であった声優楽曲イベントに出演させていただいたので、そのお話です。

Juke Voxについて

「良い声の良い曲で踊る声優楽曲パーティ」をテーマに掲げる老舗の声優楽曲イベント。
かつては早稲田の茶箱で開催され、現在では秋葉原MOGRAに拠点を移し、今回もMOGRAでの開催となった。

俺自身がイベントの存在を知り、実際に遊びに行ったのも確かMOGRAに移行してからの頃だったかと思う。声優についてそこまで詳しくなく、特に声優楽曲などという括りも気にしていないときだったと思うのだが、初めてお邪魔して一目惚れというか、ああ、楽しいなと思えた。
クルー達の盤石な手腕によって、全く知らない声優の曲たちをグルーヴ感保ちつつ、好きを伝えていくパーティの作り方を目の当たりにして、憧れにも似た思いを抱くようになった。そこから影響を受けたように、例えばアニメタイアップの曲が出たら必ずB面の曲を調べる、アルバム単位だったら全曲聴いてみる、だったりの音源digをするようになったのである。

そんな大いに影響を受けたイベントからついにお声がかかるというのは大変に光栄なことで。お話をいただいて即快諾。
声優についての知識量にそこまで自身があるわけでもないので畏れ多くも、今まで受けた影響を放出してやろうという思いで、何をやろうかと思案する日々が始まる。

前日まで

前述の通り、Juke Voxに影響を受けて入手した音源は数知れずなのであれこれやろうと思えばやることはできる。ただ節操がないことはしたくない、タイテにもよるしどうしたもんかなどと色々と考えていた。
一つ、今声優楽曲として自分が好きな分野として「バンドサウンドの影響を色濃く感じる」曲達が挙げられる。正確に調べていないので自信をもったことは言えないのだが、いわゆる声優楽曲には00年代初頭のギターロックの影響を感じさせるようなオルタナティブな楽曲がそれなりな数存在しており、それらは第一線の邦ロックとはまた違った雰囲気を纏った、絶妙なサブカル感を持つ一つのジャンルとして確立していると思う節がある。
これはJVの影響下でdigを続けていった中で見つけたものであり、昔からロックガキだった俺にとっては大変いい塩梅の曲達なので、曲として聞くのはもちろん、声優楽曲としてやるのであればそういうところを攻めて行きたいな、とは思っていた。

ただ、JVで聞く声優楽曲といえば、R&B寄りのスローなグルーヴだったり、ハウス寄りだったり、要はダンサブルなものの印象が強い。クラブイベントだから当たり前っちゃあ当たり前なのだが。
そう、声優楽曲には上記のようにダンサブルな要素を取り入れた非常に心地の良い楽曲達もたくさん存在する。それら楽曲ももちろんdigはしており、そういうラインをJVでやりたいと思う部分は当然あった。何せ俺はクルー達のやるそこに惚れ込んだんだから。

タイテについての案内がきて、後半の方らしいと分かる。
ここで一つ気持ちが固まった。後半ということは、ダンサブルな部分はクルー達が十分しっかりとやってくれるし、そこはあまり気にしなくていいなということ。
別にパーティのことを何も気にしない、ぶち壊すぜ!という話ではなく、JVに出るということと、「ゲスト」として呼んでいただいているという部分がある上での話である。
JVでは上述のギターロック周りでやっている印象が実はあまりなく、ゲストは普段パーティにない空気を持ち込む役割も担っていると思っているので、俺はこれが好きなんだ、皆、知ってくれ、という思いを放出するべく、ロック系の中心の選曲を進めていった。(過去やっていたら本当にすみません。。。)

当日

前飲みのために11時に秋葉原集合。ビールが1円+一品659円=660円という謎のセット(これを適用するとザーサイなども659円になってしまう!)を売り出している中華屋にて前飲みがスタート。
クルー、他ゲストから面白い話がたくさん聞ける。演者の軽い顔合わせだけでなく、こういうちゃんと交流がイベント前にできるのはコミュニケーションが円滑になってとてもいいと思うし、いろんなところでやって欲しいなと思う。デイイベだと朝ちょっと早いけど、その価値はあると思う。
シンプルに客として行きたいイベントなので、ワクワクしながら会場入りして音出し、イベントが開始。
さすがというか、いつも客として見ているJuke Voxが繰り広げられていてとても嬉しい。スローなテンポからハウスまで何でもかかる。そう、「声優」が歌っていればいいので、アニタイでも二次元アイドルでも何でもかかっていく。拡大解釈をすれば和田アキ子の楽曲も使用可能(「スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!」にてクッパ演)。しかして、JVという空間の雰囲気はずっと統一されているので、このパーティ作り力(ぢから)は本当にすごいなといつも思う。
自分の番手まで、ギター系はそこまでかかっていなかったので「ヨシ」と思いつつ、スギヲさんのアイノヨカンラッシュに目ん玉が飛び出そうになりながら水瀬いのり - glowで受け取る。
夏なのでサマーレッスンから始めて、glowで受け取ったので水瀬いのりさんのまじでいい曲をかけたりしていく(水瀬いのりさんの「山田ぁ^〜」を聞くために山田くんを見ています)。結束バンドの新曲かけたりして、あとはひなビタ♪。元々音ゲーをやっておるのでひなビタは古くから馴染みがあるのだが、いつの間にか声優楽曲界隈で流行っていて面白い。中盤でグッと落として遅めにまとめにかかる。「まるつけ」(ギヴンを見てください)や「空言の海」など好きな曲達をかけられて満足。最後に消滅都市のHello,againカバーで〆。次の番手がmoppさんということもあって、全幅の信頼で結構好き放題やってしまった。たるくてすみません。
なかなか、大盛り上がりするような選曲はできなかったし、フロアの様子も逆光で見えなかったので「やばい、滑ったかな。。。」と思っていたものの、バーカンなどでお褒めのたくさん言葉をいただいて、幸甚の極み。少し泣きそうになった。
その後は流石のmoppさん、いつものJuke Voxの空気にグッと戻していって、グッドバイブスのままにイベントが閉幕。全員あったけえ空気に包まれながら、とても幸せな空間で、この回に参加させていただいて本当に光栄だな、と思えた。

履歴

まとめ

大盛り上がりとはいかなくとも俺の大好きなものを伝えられたし、ご覧いただいた皆様の心に何かは少なくとも残せたんじゃないかな、と思っています。俺がゲストとして演るときにいつも心掛けていることで、それは今回も達成できていただろうか。
今回は表立って声優楽曲としてやるのは始めてだったし、自己紹介の意味もこめて俺の趣味思想が強めな内容になりはしたものの、まだまだ声優楽曲としてかけたいラインはたくさんあるし、しっかりぶち上げることもしてみたい。何かそういうお話があれば、いつでもお待ち申しております。

しかし改めて、憧れであった諸先輩の中でJuke Voxに出れたということは大きな経験となり、素晴らしい思い出となった。本当にありがとうございます。
その分、終わってしまった今反動ロスが非常に切ない状態である。クルーの皆様にとって、呼んだ理由、目的、やって欲しいことをこなせていれば何よりです。足らないところがあればすみません、精進いたします。

今回を経て、まだまだおもろいこと色々やりたい、と前向きな想いになれました。まだまだくたばるわけにはいかないな、と思うので色々頑張って行きたい所存です。
今後とも何卒、よろしくお願いいたします。


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