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国立能楽堂ショーケースを観て来ました

こんばんは、千駄ヶ谷にある国立能楽堂のお手軽公演であるショーケースを観覧して来ました。演目は、狂言「蚊相撲」、能「杜若」でした。分かり易く、鮮やかな番組です。

「蚊相撲」は、主人公が人間の血を吸おうとたくらむ蚊の精。 相撲好きの大名に新しく家来として雇われ、いざ相撲を取ると・・・。 蚊の精のユーモラスで奇想天外な姿が印象的でした。

能「杜若」の舞台は、在原業平が詠んだ和歌でも知られる三河国八橋。 杜若が咲き乱れる中、旅僧の前に杜若の精が現れ、 業平とニ条后の装束を身に纏い舞を舞います。 『伊勢物語』を題材とした初夏の夢幻能です。他の曲の僅かな舞とは対照的に、全画面「舞」といった艶やかさでした。

ホワイエでは、幾つも出店が。
能楽関連書籍販売の檜書店は、安定の存在感。
また国立能楽堂のカレンダーやグッズに携わって来ている多摩美大出身の若い2人の女子ユニット「スペースオフィス」のグッズ屋台も、ショーケース公演では、必ず出るそうです。

彼女らは、『マンガでわかる 能・狂言』も出しています。ある程度能楽を知っていて、それなりに公演の観覧も多く、稽古も受けているぼくでも、なるほどと腑に落ちる文章が載っています。

この本は、屋台ではなく書店で買ったものですが、お二人のサインをねだって来ました。
能楽大好きで色々なアイディアを出す「かめうみ」さんとかめうみさんの影響を受けて能楽を観るようになったというイラストレーター(画家なのかもしれない)の時松はるなさんです。

あと2つの屋台では、お菓子を売っていました。

そうそう、今日は大失態を犯してしまいました。
少し早い夕食を食べてから、お腹の感じが少し変だったのですが、急にどうのということはなかったのです。プレトークの後、少し時間があって、その後狂言が35分、当然能との間に休憩があると思っていました。狂言が終わって、出口に向かうと、係の人が「休憩はございません。引き続き能の公演が始まります」というので、席に戻りました。舞台は進行していきました。しかし、客観的に考えて、終わりまで膀胱とお腹がもたないのは、確実。。。早めに手を打たなくてはと思い、タイミングを見計らっていました。通路までに2人座っています。幸い小柄な女性2人だったので、楽に脱出出来ました。出口で係の人から、「戻られるとお席にはご案内ができません。後部座席へのご案内になります」とのこと。それは仕方がない。で、戻って来て後部座席に座ってむると、結構よく見えるのです。むしろ、全体が見渡せて悪くはなかったです。

しかし、映画でも舞台でも途中で出るということはしたことがなかったのに。いつも何とか折り合いをつけていたのです。

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