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放送大学2023年度新規開講科目印刷教材配架

東京文京学習センターで、今日2023年度開設科目の印刷教材が配架されました。お昼頃着いて、いくつかの印刷教材を取って席で勉強し、切りがついたので、一冊返そうとしたら、返す場所が無くなっていました。OMG❗️
よく見ると見慣れない色をした印刷教材が、そこここに。。。

係の人に聞いたら、今年は本部から送って来るのが早くて、たった今配架しました!とのことでした。閉講科目は、9月末まで別棚に配架しましたとのことです。

気になった科目を紹介します。
榊原哲也・本郷均「現代に生きる現象学ー意味・身体・ケア(23)」と勢力尚雅・古田徹也「英米哲学の挑戦ー文学と懐疑(23)」です。両者とも哲学系統です。

両者とも画期的です。とてもユニークです。前者は現象学からケアを捉えることをその道の開拓者とも言える西村ユミ都立大学教授が3回にわたり講義し、尚且つ現象学の流れが大きく3つに分かれながらも統一した視点を共有していることであり、類書がないということがユニークです。ケアという概念が文学的哲学的流れで語り始められたのがここ数年であることを考えると、時代の最先端であり、尚且つ今後更なる重要性が増してくる分野だけに画期的です。西村教授は看護学が専門で、看護の現場を現象学的に解きほぐしているのです。生活と福祉の科目でも良いくらい。

他方後者は、哲学と文学の融合を分かりやすいように記述しています。哲学と文学は今まで別々に分類されてきて、交流は少なかったようですが、近年両者が交わるところをお互いの専門家が語るようになって来ているのを考え合わせるとやはり画期的です。

他に島内裕子教授の「樋口一葉の世界(23)」も新規開講科目ですが、目を通す時間がなかったです。

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