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「絶望の修羅大国」か「希望の福祉大国」か。創業2年間でみえてきたわたしたちの指針。

プロレのことは2020年1月16日に登記しました。
新型コロナウイルスが猛威を振るうまさに直前という、ナイスなタイミングでした。営業開始をしたのは4月1日。全世界的なロックダウンの最中に、自宅から営業活動をして積み上がる不在の数。。からっきし、これはもうだめなんじゃないかと。政策金融公庫も創業融資を渋るレベル(笑えない)。
そんな出だしから人材紹介を始めていき、8月にはあと1ヶ月でキャッシュアウトするっていうギリギリを経験しました。首の皮一枚で脱出し、今はなんとECマーケットでweb代行事業を立ち上げているという、さもありなんな先期。それから今期。期初から赤字ブーストを踏み込み、なんとか単月黒字までもっていくといったヒリヒリするような状況も、残すところあと1ヶ月となりました。精神的にきついので赤字ブーストはあんまりやりたくないです。っていうか創業1~2期をもうあんまりやりたくないです。笑


1期目は再現性のない売上によって、なんとか生きながらえさせていただくことができた、といって全く差し支えないです。
それから、2期目はしっかりと再現性のある売上を作っていくのだ、500%成長だ!と意気込んで、着地は150%程度。。。

これはひとえに、自分の責任です。自分の実力はこんなもんなんだという点を踏まえて読んでいただけると幸いです。特に、弊社に興味を持っていただける学生の方々に向けて書いていきたいと思っています。

そんなこんなでも確実に、結実しつつあるこの事業の面白さとか、やりがいとか、自分たちがなんでこんな険しいプロセスをまるで修行僧のように取り組み続けるのか。そんな話をまずは書いていけたらいいと思います。

プロレを創業した理由について。名前の由来。

もともと前職はweb系ということで、いいかんじの会社に入ることがなんとか許されるという新卒キャリアからスタートしました。
すぐ抜刀するのが癖になっており、会社サボって京都いってしまったりするのですが、なんとか社会人としての体裁を保つことができておりました。
また、社長直下という冠のついた新規事業部署にいかせてもらえたのは非常に幸運なことでした。ただ、やっぱり自分は会社勤めをするにはあまりに社会性がなさすぎるということで、やけっぱちで創業しています。同期と比較しても、あまり計画的とは言えなかったと思います。管理職的な側になると、新卒採用や正社員に期待することがよくわかります。わかっていなかったのは自分のほうで、端的に、不届き者でした。

ただ、それでもやっぱり会社つくらないとだよね、というふうに思い切ったのは、「このままだと自分が掲げてしまった大義を成し得ないまま死ぬことになるんじゃね?」という危機感からきたように思います。
「抱いた欲望に責任を持てよ」という上司の言葉は、今も自分の心のお守りとして、大切にしまっています。
自分はどれほどの欲望を抱いてしまったのだろう。資本主義が終わるその過程にいたい。一部分でもいいから、その新世界の企業活動を先取りしてみたい。

合法的な現代のプロレタリア革命こそが、私たちの社名の由来です。


私たちがみている社会:格差について

17 【制作実績】バナー制作

私たちが生きている時代は、ちょうどこの真ん中あたり。マイケル・サンデル教授のいうメリトクラシー、能力格差時代と呼んでよいでしょう。自分は母子家庭でクソ貧乏でしたが、たまたま日本かつ東京ギリ23区という恵まれた立地に生み落とされることで、公立中学の附属校進学率が高いという環境で育つことになりました。
環境要因によって、たまたま大学進学を意識することができ、
能力主義社会であるからこそ、大学受験を活用して生涯の見えない階級を飛び越え、ここまでチャンスを掴むことができたと考えています。

現代格差を享受している側にみえるかもしれませんが、自己認知でいえばそんなことはないと思っています。ただ、「出自が貧乏」というコンプレックスは、その他のコンプレックスと比較すれば後天的になんとかなりやすいです。

ここで能力格差自体の善し悪しを論じるつもりはありませんが、能力格差自体の問題提起は、東大祝辞で有名な上野千鶴子さんの言葉を借りるのが良さそうです。賛否はいろいろありますが、私もこのような意見にできる限り与する側として発言したいと考えています。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。


なにかしらの表現をいうとしたらば。
「日本社会は生まれや経済的な問題に対しては制度上開かれているが、本人らの意思が限界を規定している場合がわりに多い」
という風に見えるようになりました。
母子福祉資金という奨学金ブーストがなかったら、大学進学もできていなかったというように、自分や日本社会はグローバルにみて、やっぱり恵まれていました。

また、200年、400年スパンの長い長い時間軸に引いて考えると、なるほど今が最もいい時代であることに疑いの余地はないでしょう。
もしかしたら江戸時代のほうがよかったり、バブル時代のほうがいい時代だったかもしれませんが、少なくともいきなり日本刀で切りかかられ、「切り捨て御免!」といって無罪になっちゃうみたいな理不尽はないですから。ファクトフルネス的に、社会はどんどんよくなっていると言うこととします。

ただし、格差自体は常に存在しており、それは形を変えて表出し続けているという見方をしていたほうが適切なんじゃないかと考えます。格差は作り上げられるものです。社会がよくなっても、また別の格差を見つけて階級バトルをするようになるので、キリがないように感じますが。
「格差から引き起こされる問題ってあるよね、能力格差は現代の病理だよね」

これは現象として、そういう表現ができるということをおさえておきます。

現状起きている能力格差の問題点はなにか

現社会は、近代社会と比較してはるかに民主的で、本人の生まれや階級に囚われることなく自由な社会であることを可能にしたことは間違いないでしょう。
他方、IT革命時代のハイパー経営者を次々と生み出し、資本主義のダイナミズムとともに、巨万の富を一代で築くといった新自由主義の黄金期を生み出しました。


この格差は「文化的・教育的資本を継承した段階でのスタート」も含まれるので、厳密ではないうことにも触れておく必要があると思います。


能力格差が引き起こす問題。

結論から言えば、「分断を引き起こしたこと」と言語化します。
これが起こると自由・民主主義が機能しなくなります。
この辺(というか全体的に)は深掘りせず、「痩せたかったら消費カロリー>摂取カロリー」と同じくらいのふわふわ感で進んでいきます。

自由主義は相互理解を遠ざけるので、それぞれのバックグラウンドを理解できない状態で、対立を煽ります。
分断が進むと悪い状態で膠着するので、市場の失敗が巻き起こります。社会全体で間違え続けるというのをずっと続けると弱い人から順番に奪われ続けるので、最悪です。国の中での弱い人は若者なので、将来が一番最初に死にます。
喧嘩するなら上部と下部で争っていたほうがまだマシマシなのですが、上からボコられまくってるのにさらに弱者同士で殴り合うという、最も悪手な打ち手を選択し続けるのは悲しいことです。


システムは人々を換金性あるものに単純化し、メトリックな指標を人生の豊かさと再定義しまいましたが、それは人間にとって不幸なことでした。本来であれば合理の介在余地がなかったはずの性愛への価値観までも殺してしまいました。資本主義のダイナミズムを克服することはできず、次元の違うパラダイムで暮らすことはある意味で超資本主義的なのですが、それも実現不能な感じがします。


そのため。根本的に経済は原罪を負うというのが私の見方です。ビジネスもまた然り。


新自由主義社会はオワコンなところまできてるんじゃないのかなと思います。自由至上的な考え方はもちろんわかりますが、それによって引き起こされる雇用問題・インフラ問題・移民問題などなどの諸問題は、すでに看過できないラインまで到達しているように見えています。
他方、イチ国家だけが呑気なことを言っていると、倫理観ぶち壊しプレイヤーによって市場を蹂躙され、ぐっちゃぐっちゃにされた挙句債権デフォルトみたいなムーブが起きかねないです。
グローバル経済によって複雑に構築されてしまった相互依存状態は、そうしたメインプレイヤーのドミナントプレイングによって市場自体が死ぬという危険性を孕んでいるし、新型コロナといった非常事態には、サプライチェーンをぶち壊し、世界全体で経済縮小することが余儀なくされるといった弱点を生み出してしまいました。

ただ、市場の失敗に対処するのは民間企業ではなく徴税機能を持つ国家・政府の管轄だと自分は考えているので、ぶっちゃけて言えば政府のせい、と言いたい。ところが、「制度でいうといったん代表制民主主義なんで・・」ということになっちゃってるので、「わるいのは有権者!」でぐぬぬになっちゃうのがつらいところです。だからといって「選挙に行こうよ」っていうのはそんなに筋のいい解決策だとは思いません。被選挙人側をめっちゃ増やして供託金をクラファンしたほうがはるかに筋のいい施策だと思います。

とりあえず現状、何かがかわることはなさそうなので、「どんどん悪くなり、社会は痛む」でしょう。ひねった蛇口の水が一部の地域では飲めなくなるといったことも近い未来に訪れそうです。

どっちがいいのか。自分には加速主義の立場もわかるんで、わかんないです。この状態が続けば当然、私たち若年世代及び、これから生まれてくる子供たちは、自己責任という修羅大国の中でどうやって生き抜けば良いのかを考えざるを得ません。

・・・というのが私たちの捉えているざっくりとしたイシューです。処方箋はかろうじてあります。

結論をまとめるとしたら、
様変わる格差をほっとくと現行システムが維持できなくなる。
と言えそうだということでしょうか。現代では珍しい保守派なので、よくないよね、と思います。それが貧困として表層化するのか、感情の劣化として表層化するのか、あるいはまた別のものとして表層化するのかは都度都度起きうるものでしょうが、いずれにせよシステムは自発的に代謝していくものでしょう。だからといってなにもしなければ、「無敵の人」が増えていきますが、対処法はないそうです。



社会とお金の話

格差は資本主義から引き起こされているので、お金の本質的な機能について触れます。
お金が交換を代替する機能を持つという考え方は、ちょっと古い貨幣のあり方だったのかもしれません。

現行システムについて

いつからその制度が変わったのか、でいうと不換紙幣となり、変動相場制に移行してから、と言っていいでしょう。お金が代替しているのは信用という概念的なものになりました。

社会をよくする方法・現行システムの真実(と新たに考えられ始めたもの)

現代貨幣理論で語られることは、今日の総裁選・衆院選のように、自民党内からも積極財政の重要性として語られるようになりました。自国通貨建国債で財政破綻をすることは原理的にない、ということです。というか、日本という国自体がMMTの体現国家(やや強めに言えば実験台)であるというのが現状です。

これは経済における光の側面です。社会は常に虚構性や物語性を孕んでいますが、世界全体で共同幻想として信託されている限り、経済=お金自体が価値を生み出します。これは単純な社会ではなかなか実現されないというのが個人的な見方です。価値の原泉がどこにあるかはっきりわからない高度に複雑化された社会だから実現することなのかもしれないと思いますが、もしかしたらグローバルにおける収奪関係が起因しているのかもしれません。あるいは、長期的にダメージが来るのかもしれませんが。これらの因果関係はこれから研究されると思います。


いずれにせよ、このコロナで財政出動をしたEUや米中がGDP昨対比でV字回復しているのに対して日本だけ一人負けなのを見ると、積極財政とGDP成長率ってめっちゃ影響してんじゃんって気持ちになります。

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通貨供給するとした場合の基準

社会をよくする方法・プロレが出している仮の答え どこまで通貨を供給するか

これも根本的に政治経済で語られることですが、財政出動をどこまでするの?っていう論点は、インフレターゲットによって語られるべきだよね、で以上です。
今はデフレ(っていうよりスタグフレーション)なので、積極財政を推進すべき、ということになります。プライマリーバランス黒字化凍結は正しいです。その財源は?もちろん国債です。インフレ率のコントロールは消費税率で行うべきだと思います。


アベノミクスが失敗だったのか、という議論は結構されていますが、第二の矢、第三の矢が発射されてないという点では失敗だったのかもしれないです。第一の矢の時点でデフレ脱却できなかったので、二本目放てなかったって感じですね。
第一の矢:量的金融緩和
第二の矢:機動的な財政出動
第三の矢:民間投資の成長戦略

日本の法律だとインフラ投資にしか財政出動できないので、まずは国防の名目でIT投資とかができるように改正したほうがいんじゃないかと思いますが、あんまり議論されないですね。

なんでデフレ状態なのに緊縮を続けるのか、個人的には理解に苦しみますが、日本の金融資産の総額と与党の得票っぷりをみると、とはいえ緊縮財政にも一定のロジックがあるんだろうというふうに思うようになっちゃいました。やっぱり日本国民は世界でみてもかなり裕福であることは疑いようがないです。歪な状態の根本的な要因は金融資産の偏り方にあるのであって、そこを是正するために金融所得課税を強化したくなるのは当然だと思います。結局r > gなので、給与所得と金融所得の差額は広がり続けまくるようになっちゃってるし、キャピタルゲイン税が20%で、所得税がマックス45%(これでも下がった)ってなったら、給与所得者って結局アレじゃんって気持ちにしかならないと思うのですが。

岸田総理がちょろっと言ってみたら日経株価が暴落したので当分はないと思います。

こういう意見もありますが、キャピタルゲイン税が40%に上がっても会社つくると思います。っていうかスタートアップをしている事業者って全体の1%いないくらいじゃないのかな今。起業家全体に当てはまる話ではないです。


まとめ:社会はどうしたらよくなるの?


自分は積極財政・インフレターゲット実現、で大方一撃で解消しちゃうってことに気づいて「あれ?自分の実現したいこともうないんじゃね?」ってなっちゃいました。念じてるのが一番有効かもしれません。

国民に月10万円給付するといったことも、そのあとの消費が10年20年単位でついてくるようであれば、実現しちゃうっていうのが現状なんだっていうのが現社会っぽいです。すぐすぐそうなることはないでしょうが、なんでそうならないのかは、下民がのらくらしてたらむかつくから、なのでしょうか。しらんけど。
緊縮財政vs積極財政は、修羅の国ニッポンvs福祉の国ニッポン
の対立構造を模しています。
わたしは毎月10万円給付されたいので、後者がいいなと思います。
ケインズや鄧小平が好きなのはこの辺の価値観が大体一緒だからだと思います。


おそらく、そのどちらかが実現する潜在性も、可能性もあります。ただ決めるのは国民、ということになっているので、当分は修羅大国になりそうです。福祉大国で骨抜きにされてから修羅大国に放り込まれると一撃で倒されるので、修羅っておいてから福祉に移民できるように準備しておくのがリスクマネジメントなんじゃないかと思います。ノストラダムスが明日世界が滅びると言っていても、夏休みの宿題はやらないといけないんです。

ここまでのことをまとめると、
①豊かになるにはお金を増やせばいい
②イチ法人ができることってたかが知れており、結局国の影響力が全て
③福祉大国から修羅大国に移民するのはきついので、修羅大国前提で生きる


本当は私も福祉大国に移民してよろしくやっておきたいのですが、
なんか会社始めちゃったので、それでも民間にできることを粛々とやりたいなと思います。


余談:お金の多様性について

社会をよくする方法・現行システムについて お金の多様性

ちなみになのですが、お金の多様性と複雑性が増えていくという点を捉え、10年くらい先の話に触れておきます。キャッシュレスが普及するとそのタイミングでリアルタイムで両替ができるプラットフォームができると思うので、あらゆる種類の通貨を同時にもち、リアルタイムなレートの中で最も価値ある通貨で自動入札→決済されるといったことが想定されます。その兆しに新世界を感じていますが、ここでは触れません。


民間でできることはどこまでなのか?

引き続きマクロにみて、民間企業ができることってどこまでなの?という点について考えました。

社会をよくする方法・プロレが出している仮の答え どうお金を供給するか

ちょっと難しいのですが、信用創造によって社会に流通するお金の総額を増やすことができる=GDPが増える=豊かになったと言える ということになっているので、
民間企業の信用創造を支援する=社会が豊かになる
ということにします。

信用創造とは、銀行は信用を担保にお金を生み出す仕組みを持っているということだと思っておいてください。
お金が増えたら消費が増えるのか、についてはいったん消費が増えるということにしておきます。というよりも、「人々が欲しいものを生み出し続ける」ということが力の見せ所でしょう。

GDPがひとまず社会の豊かさを表す指標として用いられ続ける限り、やっぱり市井に流通するお金の総額は増やした方がいいです。

ボコられるひろゆき


ちなみに、ここまではどの会社にも言えることです。

プロレが捉えている持ち場

社会をよくする方法・プロレの取り組むべき持ち場

社会に存在する会社の売上を伸ばすと豊かになるっていうのは原理的にそうっぽいというビジネスの正当性を担保しながら、自分たちはどうやってアプローチするのかですが、基本的には企業収支ごとに支援していけばいいんじゃないかと考え、webでの集客等を支援します。マーケットもいったん大きくなっていく余地があり、登りやすいです。

社会をよくする方法・プロレとして取り組むプロセス

人材よりもマーケを先にやろうというふうに決めたのが1期目の3Qあたりだったのですが、その時に作った資料なので今とはだいぶ登り方が変わっています。ただ、考え方は同じで、基本的には代理店ビジネスで収益性を確保し、その余剰利益で事業開発を行う。というセオリー通りに進んでいこうと考えています。世代を超えた会社を作るためには、この方法になるのは必然だよねっていうのがそれなりの答えです。なぜ代理店ビジネスを選定したのか、ということについても上記の流れの通りなのですが、またいずれ商慣習に触れたやつをどこかで書きます。営業活動は大変なのですが、やっぱりマーケットの一次情報に永遠と向き合い続けられるというのは、業績として結実しなくても、確かな手応えを積み上げてくれます。このあたりの遅効性は当然あると思うので、自分は「確信したタイミングから増資し、結実するまでのリードタイム」を適切に読めるまで磨いていけばいいと思います。

社会をよくする方法・組織の理想状態に対する一つの仮説

組織としてやりたいことはこんな感じで、企業を立ち上げる再現性をバキバキにして、多頭連立的に連合艦隊をつくってスケールさせるには経営人材バチボコに生み出していく必要があるよね、と考えます。すると、人材の組織的な育成が最も重要になっています。これもよくある考え方です。
「どの組織に所属するか」の意思決定は、給与や成長とかではなく、どの宗教に属するかといった判断基準になっていくんじゃないかなと思います。


そこでようやく修羅大国でどうやって生き抜くか、の一つの答えとなるのですが、
「終わらない荒野を仲間と共に乗り越える」
をわたしたちは選択することにしました。パトリオティズムという思想になりますが、これを単に愛国心と呼んでしまうのは乱暴です。

進撃の巨人は見事なまでに、荒廃する社会での生き残り方を描き切ってくれました。多層的な価値観を内在させてしまっていく中で自分の中で一貫性を保つのが難しいと共感するのですが、その中でも自由連帯主義と呼びましょう、それは若者が生きるために必要な最後の希望だと思うのです。

社会の話は後ろ暗いことばっかりで嫌になっちゃいますが、
その中でも自分たちは少しでも社会をよくできるんだという希望を持ち続けることができる限り、前向きに生きていけます。なるべくそういう希望は最後まで持っていたいですし、
そうした希望を生み出すのは、私の仕事です。

「この国には何でもある。ただ、『希望』だけがない」


一社でも多くの善い会社を増やしたい。

【会社説明】弊社が成し遂げたいこと

創業一貫して生粋のパーパス経営なので、「自分たちが善いと思った会社」をみつけて営業してます。これは結構大事です。どこまで実現できるかわからないけど、善い会社ってなんか伸びないんで、そこをお手伝いできたらいいなって思います。こういう誰もやってなさそうなことは、すごく大切です。やり方がわからないし、うまくいくかもわからない。


でも、これができないんだったらやる意味がないというか、今ある会社に入った方がいいでしょう。それか、いちご農家を継ぎたい。。笑
会社として実現したいことはある、でもその過程でもちゃんと戦ってみたい。公正な競争は資本主義を正当なものにしてくれるって信じている部分があります。だから自分たちは、難しいことをあえてやっている変な人たちなのかもしれないです。
一番手っ取り早いのは、自社を増やしていくことなんだと思います。

影響を受けた稀代の経営者に諸藤さんがおりますが、自我暴走と資本主義は相性がいいそうです。
自分はやっぱりビジネスは原罪を負っていると考えてしまう側面があります。自分たちの中で何に対して自覚的であり続けるか、というのは、会社を大きくしたいと思い続ける限り、問われ続けるものだと感じます。

追記:エス・エム・エスのIR資料にぺろっと乗っている経営指標というエクセルシートの数値を転記して営利率と自己資本比率などを計算したことがあるのですが、営利率を15%、自己資本比率を50%でマネジメントしてきましたよ?っていうドヤ顔になっててまじでえぐかったです。ROAも割り出してた記憶ありますが、スクショにはないです。これは「若い連中はこれみて頑張れ」というメッセージと受け取りました。笑

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最後に

目指す頂きは、設定しない方がなにかと融通が効きやすいですが、現時点では三木谷さんと藤田さんのそれぞれのいいところをうまくハイブリッドさせて、れいわ世代・コロナ世代のユニークな会社をつくっていけたらいいなと考えています。

いったんマイルストンとして、ある時価総額が2500億円達成していたら本当に実現してみたいことにようやく挑戦できそうでいい感じです。
2500億円っていうよくわかんない数値が1兆円企業とかよりもなんか置きにいった数値ぽく聞こえるのが面白いです。


純利やギアリング比率、ROAをなんとなく業界水準を照らしながら、ファイナンスも含めたBSの計画を引くと、大体到達するまでにどれくらい時間がかかるのかはわかるようになっています。結局単一事業でそこまで実現するのはかなり難しいです。非連続成長を生み出していくためには、何回も何回も事業を当て続けなければならない。そうなると必然的に、事業開発の再現性を上げ続けなければならず、かつ模倣困難にしていかないといけません。
故にビジネスはスピード勝負だ=資金力勝負だ、と安易に言いたくなりますが、複雑な事業-組織をシステム化しないと空かないマーケットを見抜くことができれば、その限りではないでしょう。事業の再現性はデジタルメトリクスによって評価可能になりましたが、組織といったソフト面との接続にはまだまだ課題や困難がありそうです。そういうのに詳しい人がいたらぜひ教えてください。

iOS の画像 (5)

最近の仕事風景。なんか業界の人っぽい


会社のtwitter作ったので、こちらもよろしくお願いいたします!

全然呟けてないですね、、がんばります。



ピケティ先生おすすめなので、是非。わかりやすいです。


生き方に困った時は、これを読みます。
全共闘が終わっても、一人でひっそりと抵抗を続けていたところがめっちゃ好きです。

アイキャッチはライブ・ア・ライブをオマージュしてます。

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