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第30回 自分の評価は自分でしない、人の言葉に耳を傾けよう!だってそれが真実なのだから…

 今日は私の友人であり、今ではクライエントレベルになってくれている女性のお話をしようと思います。

彼女の小学校高学年の息子さんは、私の英会話教室の生徒です。小学校低学年から私のもとで英会話を学び始め、今年で5年目になりますが、決してEnglishが好きで学んでいるのではないことは百も承知…ママにやらされてます(笑)

先生である私が母の友人だから、なんとかがんばってくれているのです。私のことは嫌いではないと思いますが、私がEnglish Grammarの説明など少し長めの話をしたり、お説教とまではいかなくても、しつけと指導の一環で子ども達にとって耳の痛い話を始めると、スーーーッと両耳のシャッターが閉じるんです。それが表情と態度からハッキリと分かります。

大人の話を聞くことに対して、嫌悪感や、不快感や、面倒くさいと言う気持ちを持っているんです。そういう子ども、たくさんいますよね。それってね、子どもの一番近くにいる大人のせいなんですよ。はい、そうです!家族や身内の大人のせい。

そして、しゃべる時はメチャメチャ早口!もう少し小さい頃は、他の生徒さんと私の会話が終わると、やっと自分の出番が来たとばかりに、それまでとまったく関連性のないことを話し始めて、みんな唖然とするなんてこともしばしばありました。

素直でいい子なんですよ。でもね、人の話をきちんと聞けないんです。それはお母さんが、息子の話をきちんと聞いてくれていないから。

学生時代からの友人であり、お互いにきちんとダメ出しできる人間関係があるので、思い切って言ってみました。

「息子さんの話、聞いてあげてる?」
「一応聞いてるけど、何を言ってるか分からんの。自分の言いたいことばっかり言ってるわ。」
「ふ〜ん、それでご主人はあなたと息子さんが話してるのを見て、なんて言ってんの?」
「私がガミガミ言ってるて言うの。ガミガミなんて言ってないのに…」
「いやいや、それってガミガミ言ってるんやで(笑)」
「言ってない、言ってない!」
「ご主人が、あなたと息子さんの会話を見て、ガミガミ言ってると言うんでしょ?じゃあ、言ってるのよ。ガミガミ言ってるつもりじゃなくてもね。」
「えっ?」
「ご主人には、ガミガミ言ってるように見えてる、聞こえてるってことは、息子にとってもガミガミ聞こえてるの。見てる人が言うんだから、それが事実!そう見えてるんだから。」

そうなんです。自分が相手に対して○○のつもりであっても、その相手が、そして周りがそう感じなければ、そうは伝わっていないんです。

例えば、こちらがいじめてるつもりでなくても、相手にとっては辛く、苦しく、悲しいのであれば、それは「いじめ」なんです。それと一緒。

あなたのことを思って言っている!
なんてね、それは叱責であり、恫喝であり、追い込みであり、いじめ、いや虐待なんですよ。

分かっていないのは本人だけ…
人間って他人のことは見えても、自分のことはなかなか見えないものですね。だからこそ、真実を伝えてくれる人、嫌なことを言ってくれる人を近くに置いてくださいね。

本当の人格者は、それが分かっています。

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