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「さよなら」と「はじめまして」と【1期TA-たかみー】

この1年を振り返ると、
地元大阪で親しくしていた周りの友達が仕事の都合などで引っ越していき、
自身も8年働いた塾の社員であることを辞めるなど、
「さよなら」がたくさんあった。

特に、塾の社員を辞めたことについては、「8年間働いた」という割にはあっさり「さよなら」となってしまい、当初はネガティブに捉えてしまってもいた。

一方で、代わりに、といってしまうのは変な感じもするのだが、「はじめまして」と新たに関われる人もたくさん増えた。

関わる人が増えたきっかけはまぎれもなく、project:ZENKAI

人生を揺るがす大劇場「project:ZENKAI」

project:ZENKAIは、高校生世代の若者に向けて、彼らの中に眠っている可能性を、対話の中で一緒に見つめて、その可能性がカタチになるまで、一緒に行動していくプログラム。

去年の10月〜今年の3月までの間、僕はインターンの「TA(ティーチングアシスタント)」という立場でこのプログラムに携わった。

このプログラムには僕らTA以外にも多くの関係者がいる。

約100人の高校生世代の若者に、
彼らに対して、真正面から、また背中を見せながら、真摯に向き合ってくださるかっこいい大人としてメンターさん、
すべて無償で提供されるプログラムを支えてくださる協賛企業、
そしてすべての関係者を熱く支える運営メンバー。

今まで経験したことのないようなでっかい熱量を、人の中にも、そして自分の中にも、感じた。

「かっこいい」は、こういうことなんだ。
「若者の可能性」は、ほんとに無限だ。
「人を想う」ことの力は、すごいんだ。

僕はこのプログラムに参加して、いくつもの人生が変わる瞬間を間近に見た。

大げさではなく、むしろ小さな変化もたくさんあったけれど、
3ヶ月前よりも、1ヶ月前よりも、先週よりも、2時間前よりも、
今の自分に自信が持てた、自分を好きになれた。
表情が柔らかくなった、あるいは引き締まった。
思いが言葉になり、行動になり、カタチになった。

過去の否定ではなく、妥協でもない、未来への躍動的一歩。

そして、この大劇場「project:ZENKAI」の主人公は、「約100人の高校生世代の若者」

だけじゃなかった。

1年前までの、
塾講師として働き、自分のキャリアに違和感を覚えながらも、
目標がないから行動しない、やりたいことも自分のこともわからない、
そんな僕は「さよなら」を告げて、どこかへ行ってしまった。
(きっとまた会える。その時は対戦よろしく!)

ZENKAIの期間中、「自分ごとにちゃんと向き合って、自分を知る」ために、1ヶ月間毎日目標に沿って行動する、というチャレンジをしてみた。

仲間も増えた。笑っちゃうくらい、増えた。
きっとまだ増える、と思うとニヤける。

ZENKAIの「もう1人」の主人公たち(1人どころじゃない!)

ZENKAIに深く関わるようになったことで、
ZENKAIの外で新たに出会えた人もいて、なんだかもう止まんない。(盛り上がって参りました…!)

(この1年で出会えた人たちのことを1人ずつ書こうとしましたが、
 皆さんの素敵さと、皆さんへの愛とが氾濫して収拾がつかなかったので、
 これはまた別の機会に譲ることにします。よかったらお楽しみに。)

そして僕はいま、project:ZENKAIのコアメンバーの1人として、ZENKAIにこれまで関わってくれた人たちとのつながりを引き続き大切にしながら、さらに新たな仲間を迎えて未来のZENKAIを作っていく、新しく大切に思いあえる関係を作っていく、そんな仕事をしている。
(コミュニティーマネージャーというらしい。)

繰り返しになってしまうけれど、1年前の自分には想像もつかなかった変化だ。
というか誰も予想できなかったと思う。
僕のいまの仕事は、自分の気持ちと、組織の現状との交差点で唐突に「はじめまして」と出会った。

「さよなら」も「はじめまして」も、なにかにつながっている。

”人生何が起こるかわからない”なんてありきたりな話にはしたくない。

タイミングや運の問題はもちろんあると思う。

でも、いま違和感を感じていることや、本当はちょっと居心地が悪い、こんなもんじゃないのに、といった想いを、見過ごさないでちゃんと向き合う。

目の前に現れた機会を、不安や見えない部分もあるけれど、それでもやりたい気持ちがあるなら、やると決めて、飛び込んで、もがいて、そこで出会った仲間と最後に「やって良かったね」と言えるようにするために全力で動く。

そんな勇気と努力と、周りの人への愛を、
僕は美しいと思う。そして、僕もそうあり続けたいと思う。

人の気持ちは変わるし、僕らのプロジェクトも生物で。
次の1年も想像なんてまるでついていないけれど、
いま自分の周りにいてくれる人たちを、心を込めて大切にする
これだけは変わらない。

そんな僕と、そんな僕が愛してやまないproject:ZENKAIは、
あなたと出会えるのを、心待ちにしています。

「はじめまして」
ゼンカイのたかみー

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