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[46.0mm]ギネス級にかなり近い女の子


標本DATA

【種類】  ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus 

【サイズ】 46.0㎜

【採集場所】埼玉県秩父郡横瀬町

【採集日時】2022年7月9日 23:00

【採集方法】Light Trap採集


飛んで火に入る夏の虫!
昆虫たちが光に集まる理由が今、やっと解明されつつあるようです。

光源に引き付けられるのは「背光反射」と呼ばれる昆虫たちの性質が要因となっているようです。

また、実験によるとライト(光源)から100メートルほど離れた場所にいる甲虫の飛来確率は数%だそうです。

興味のある方は調べてみて下さい。

さて、D.K.さん採集のミヤマです。

採集時に計測すると47㎜…

こんな大きなミヤマのメスがライトトラップに飛んで来たら、かなり驚くでしょうね。

実験結果(上述)からすると、ライトから近い場所にいたんでしょうね。

D.K.さんが良い場所を選んでライトトラップ設置された…大成功でございます。

「重い!」…手に乗せた時のずっしりとした重量感が印象に残っているそうです。

大きさですが…

私の展脚は前胸背板と上翅の隙間をしっかりと詰めてしまうので、多くの場合、少し小さくなります。

また、写真をよく見ていただくと左大アゴの先がかなり摩耗しています。

右大アゴで計測すると46.8㎜ぐらいあります。

埼玉県横瀬は、かなり大きなミヤマクワガタが生息しているようです。

オスも細身ですが78㎜クラスが存在しています。豊かな自然が残っているという証拠ですね。

今後も、素晴らしい生息環境が残っていきますように(祈)

【執筆者:川原 洋】

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