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~組織アジャイルは、組織の中に互いの「関心」を取り戻す活動~ 書籍「組織を芯からアジャイルにする」第4章より

今回のnoteは、書籍「組織を芯からアジャイルにする」を読み返して、心に残ったフレーズとともに、関連した経験や考えたことをnoteに書いていくシリーズの第4章の回に向けて書いたものです。

私にとって、第4章は、書籍の中でも一番心を動かされた章でした。どれも心に残ったフレーズに挙げたいところなのですが、その中でも、今、とても有難いと思った言葉がありましたので、そのフレーズを取り上げてnoteを書くことにしました。そのフレーズとは!

組織アジャイルは、組織の中に互いの「関心」を取り戻す活動とも言える。探索とは、これまでないと見なしてきた思考と行動の範囲を踏み越えて、選択肢を探し求める運動だ。

書籍「組織を芯からアジャイルにする」第4章 162ページ

4月から社内勉強会を始めて、毎週若手3人とドタバタやっています。

うちは、長年おつきあい頂いてよく知ってもらっている会社からの受託仕事がメインで、受注後に想定外にできないというようなことも起こらず、無理な時には作り方も教えてもらえたりして、作るところに集中というか、作る以外に気を使わなくても良い環境で仕事ができていました。

こんな状況がこれからも続くとは、考えにくいよね。
と、現状を共通認識するところから、社内勉強会を始めました。

じゃあ、どうしていく。
自分たちでプロダクトを考えて、作り、提供する。作る以外は、これまでやってきてなく、何を作るかのところから始めようと「正しいものを正しくつくる」を読んでいくことにしました。

読書会で、ああだこうだとやっていると、やっぱり出てきましたこの質問!
「ソフトウエア開発のアジャイルが、製造業にも使えるの?」
そりゃ使えますよ。探索と適応で学びながら進めていけていれば、作ったけど売れなかった〇〇や△△のようなことはなかったよね。

そしてこのあと、きっと出てくるだろうなと思っているのが、「開発でない、組織にアジャイルは使えないでしょう」という質問!
その時に話したいと思います。上記のフレーズを。

かみしめるほどに納得感がでてくる言葉で、原則を合わせておくと、得意技の異なる人たちの集まりであっても、腹落ちした言葉なので、容易に動きを合わせることができて、それが文化になっていくのだろうなと思います。

最近、社内勉強会で、ああだこうだとやっている中で、「アジャイル」という言葉が、大事なすべの意味で出てくるようになってきたのに気づいて、「良かったあ」と報われる瞬間がありました。

引き続き、いい言葉を噛みしめながら、組織文化をひとつずつ積み重ねていこうと思います。

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