【「景岳全書」婦人科を読む】3.婦人規下 3-2.産後類 産後発痙五十四 (本文①)
【本文①】
産後発痙, 乃陰血大虧証也。 其証則腰背反張, 戴眼直視, 或四肢強勁, 身体抽搐, 在傷寒家雖有剛痙, 柔痙之弁, 然総之則無非血燥血枯之病, 而実惟足太陽與少陰主之。 蓋膀胱與腎為表裏, 腎主精血, 而太陽之脈絡於頭目項背, 所以為病若此。 若其所致之由, 則凡如傷寒誤為大汗以亡液, 大下以亡陰, 或潰瘍, 膿血, 大泄之後, 乃有此証。 故在産後, 亦惟去血過多, 或大汗大瀉而然, 其為元気虧極, 血液枯敗也可知。 凡遇此証, 速当察其陰陽, 大補気血, 用大補元煎, 或理陰煎, 及十全大補湯之類, 庶保其生。 若認為風痰, 而用発散消導等剤, 則死無疑矣。
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