見出し画像

【「景岳全書」婦人科を読む】3.婦人規下 3-6.癥瘕類 気瘕七十五(本文③)

【本文③】

散気之法, 止在行気, 蓋気行則散也。 但行気之法, 大有權宜, 如気実則壅滞, 宜破而行之; 気閉則留蓄, 宜利而行之; 気熱則乾涸, 宜寒而行之; 気寒則凝結, 宜温而行之, 此散気治瘕之大法也。
然瘕聚之証, 使果気強力健, 則流行不息, 又何瘕聚之有?
惟正気不行, 而後邪気得聚, 経曰: 邪之所湊, 其気必虚。
故凡為此病, 必気虚者多, 虚不知補, 則正気不行, 正気不行, 則邪気不散, 安望其有瘳乎?
但実者有據, 故顯而易見, 虚毎似実, 故隱而難知, 此所以当弁其真也。

ここから先は

1,411字
この記事のみ ¥ 100

こんにちは「NISHIZUKA LABO」です。 私たちは、鍼灸、古典医学、経絡治療、東洋医学の普及・伝承のため、電子コンテンツを活用し、出版社や部数にとらわれることなく少人数を対象にした情報発信や、販売部数の読めない若手・新人などの発掘・育成に努めてまいります。