見出し画像

【「景岳全書」婦人科を読む】3.婦人規下 3-6.癥瘕類 論証七十二(本文①)

【本文①】

癥瘕之病, 即積聚之別名, [内経]止有積聚疝瘕, 並無癥字之名, 此後世之所增設者。 蓋癥者徵也, 瘕者仮也, 徵者成形而堅硬不移者是也, 仮者無形而可聚可散者是也。 成形者, 或由血結, 謂之血癥, 或由食結, 謂之食癥。 無形者惟在気分, 気滞則聚而見形, 気行則散而無跡, 此癥瘕之弁也。 然又有痛者, 有不痛者。 痛者聯於気血, 所以有知, 気血行則癒, 故痛者易治; 不痛者不通気血, 另結窠囊, 薬食難及, 故不痛者難治, 此又治之有弁也。 其他如肺之積曰息奔, 心之積曰伏梁, 脾之積曰痞気, 肝之積曰肥気, 腎之積曰奔豚, 以至後世有曰剥癖, 曰痞塊之属, 亦不過以形見之處有不同, 故名亦因之而異耳。 総之非在気分, 則在血分, 知斯二者, 則癥瘕二字已盡之矣。 但血癥気瘕, 各有虚実, 而宜攻宜補,
当審之真而用之確也。 諸另詳積聚門, 所当参閱。

ここから先は

2,011字
この記事のみ ¥ 100

こんにちは「NISHIZUKA LABO」です。 私たちは、鍼灸、古典医学、経絡治療、東洋医学の普及・伝承のため、電子コンテンツを活用し、出版社や部数にとらわれることなく少人数を対象にした情報発信や、販売部数の読めない若手・新人などの発掘・育成に努めてまいります。