【経絡治療の蔵象学】Pt.1 胆の蔵象 1/3
1. 胆の蔵象1-1. 中正の官*胆は半表半裏、半前半後、半上半下
*胆は人体の中心
「胆」は、古典に「中正の官」だと書かれています。これはどういうことかというと、「陰陽に偏らず真ん中に位置する」という意味です。ですから、「胆経」の属す「少陽経」を「半表半裏」というでしょ。表裏の「真ん中」だと。そして、「少陽経」を、身体の前を走る「陽明経」と、後ろを走る「太陽経」の間の側面を走るという見方をすると、「半前半後」でもあります。さらに、「帯脈」の主治穴が「胆経」の「臨泣」で