2020年4月のオンラインでの隊集会の記録/振り返り

これは何?

ベンチャースカウト(高校生)を対象にオンラインで隊集会を開催しました。その際の振り返りをした個人的なノート(自分のための書き出し)です。
本来であれば野外や集会所を利用したいところですが、そうはいきませんので、できることをやるための検討録です。

隊集会の概要

4月の隊集会では、「オリエンテーションと期初の活動計画」と題して実施しました。新入隊員4名(高校1年生)+隊長1名の構成です。

新型コロナウィル感染症対策防止のため、初のオンラインでの開催で行いました。利用したツールは、LINE ビデオ通話です。
スカウトはそれぞれスマートフォン、タブレット、PCを利用しての参加です。隊長はPC版LINEから参加しました。

今年の新しい試みとして、アクティブラーニングを強く進めていくことを導入してみました。また、利用する資料は予め郵便で送付しました。

アクティブラーニングな集会を実施するための基本的な考え方として下記の本をベースに組み立てています。

オンライン隊集会のツール選定理由とその結果

幸いにしてスカウト全員がスマートフォンを所持している状況であるため、LINEでのコミュニケーションは問題無く行えています。
そのことを踏まえて、ZOOMやSkypeの導入も検討しましたが、Zoom爆弾やZoomのセキュリティ上の懸念、アカウントの登録問題などから、手持ちのツールで確実にみんなが使えることを重視して、LINEのビデオ通話を採用しました。また、もちろん無料で使えることが大前提です。

結果としては、ツールとしては利用にネックはなく、スカウト全員が時間通りにビデオ通話にしました。通話品質は、0.5秒程度の遅延があり、人によっては声が聞き取りにくいと言うことも発生しました。

隊集会の振り返り(良かった点/続けたい点)

<良かった点①>
みんなの元気な顔が見れて良かった!

<良かった点②>
不自由なところがあったと思うのに、スカウトが懸命に前向きに取り組んでくれた。

隊集会の振り返り(問題点)

<問題点①>
ビデオ越しには「分かった」「分からない」の反応がわかりにくいため、スカウトがどういう理解度なのかすごくわかりにくくて困りました。

<問題点②>
反応が無いのか、自分の癖なのか分からないが、ついつい長くしゃべってしまうため想定の説明時間(想定5分の説明→10分)をオーバーしてしまいました。

<問題点③>
アクティブラーニングをベースとした構成としていたが、スカウト間のコミュニケーションが促進されにくい状況であり、どうしても隊長:スカウトの1:1のコミュニケーションになってしまう。お互いの回答を見せ合うことが難しい。
例)○○くん、どう思いますか? → ○○君回答 ・・・ のような感じ。

隊集会の振り返り(次の改善)

<問題点①に対する対応>
ビデオ通話を継続する場合は、「○」「×」札みたいなのを作り(or 各自で準備)してもらい、それを次回までには用意してもらう。

<問題点②に対する対応>
自分の癖な部分が多い気がするので、戒めていく。

<問題点③に対する対応>
アクティブラーニングをオンラインで実施するために工夫が必要そうです。
解決するために今検討していることは下記の通りです。
・問いかけする時間を増やす(一方的にしゃべる時間を減らす)
 → 次回以降の隊集会のカリキュラムを見直す
    →(根拠) https://www.d-hc.com/2020/03/tips_for_virtual-training/
・複数人で共有できるようなITツールの導入。Google Docsなど。
 → PCの有無など環境の差が大きく出るため、簡単には導入できなそう
 → ZOOMには投票ツールやアンケートツールがあるので利用できそう。ただ、スマートフォンからだとその端末自体がビデオ通話になっているのでイマイチ?(別端末が必要?)

まとめ

オンラインで実施する隊集会は、スカウトがどんな反応を示しているのかわかりにくくてもどかしい。
とにかく一方的に話す時間をより減らして、理解のための作業をしてもらう時間を増やす方向がよさそうです。
このためには、何らかツールの検討が必要そうですが、一筋縄には行かないので要検討です。

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