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期待された役割からの脱出!

どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです。

ー 酒井順子著「負け犬の遠吠え」より

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「女性」の役割と定義

半世紀も生きていると、本当に結構な数の役割を担ってきたと我ながら感心する。
 
名前が付いている役割もあれば、そうでないものもある。例えば「飲み会の雰囲気を悪くする役割」なんてもの無自覚にやったことがある。
 
「女性」だけでも沢山ある。

10代、20代、30代、こうしたものが冠に付くだけで、見事なまでに「女性」の役割が違ってくる。
 
改めて前提を伝えておくと、ここで言う「30代女性」などの「役割」というのは、私たちがそこはかとなく感じているもの、つまり親や友人との会話の中で、もしくは本や雑誌などで持ち出される定義を指している。
 
私の記憶では、「20代女性」の定義は、
大学を卒業し社会人として企業に勤めながらも、一生の伴侶を探す為に、料理教室に通ったり身だしなみを美しく整えておくべきもの」であった。
(顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしながら書いていることを想像してもらえると助かります)

負け犬の遠吠え

2003年に発売されたエッセイ「負け犬の遠吠え/酒井順子」にある「負け犬の定義」は、当時32歳だった未婚の私には、冗談に出来ないほどショックだった。

どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです。

ー 酒井順子著「負け犬の遠吠え」より

ショックを受けた理由は簡単。当時の私が、見事なまでに他人が決めた「親や社会から合格点をもらえる女性」という役割の定義を信じ切っていたからだ。
 
だから「32歳で未婚で結婚する相手も見つかっていないなんて恥ずかしいったらありゃしない」と、社会全体から言われているような気持ちになってしまったのも仕方がない。
 
そして「負け犬」は2004年の流行語大賞にノミネートされた。

勝ち犬になったはずが、勝ち犬になんてなっていない


7年後、結婚し、子どもを出産し、大幅に遅ればせながらではあるが、いわゆる「勝ち犬」になったはずの私は、まったくもって これっぽっちも勝ち犬になっていなかった。
 
笑い事みたいで本当の話。
一切幸せを感じなかったと言えば嘘になる。
ただ、母がこんなにまでも母としての自分を責め続けるものということは知らなかった。

 
おいおい、母って幸せの象徴じゃなかったんかい!
母がここまで自己否定するって聞いてないよ!
なんでこうなるの!?って真剣に思う。

だから まずはお母さんにフォーカスして何かやってみたいと思ってる。

池田佐佳子|Twitter

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