【重賞回顧】ダート先行馬はこのジョッキーで~東海S
馬柱を見た瞬間、いや、出走メンバーが発表された瞬間に、こんな結果になるんじゃないかと予想できた人は多いのでなかろうか。それは人気にも現れていたように思う。プロミストウォリアは2番人気に推された。
ダート(それも中距離戦)で先行馬にムルザバエフが乗る。これはもはや「黙って買っとけ」のサインだとか。
昨年11月の来日以降、先週まで挙げた7勝のうち芝で2勝、ダートで5勝。乗鞍数がほとんど変わらないことを考えると「ダートでこそ」といえそう。逆説的に芝では大穴をぶち開けることになるわけだが、その例がホープフルSだった。戦法的には逃げ先行でしか勝ってない。
しかも、この日だけ小倉からの逆遠征。となれば、材料は揃っているといってよかった。
スタートを決めてそのまま先行。競りかけてくる(?)のはカラ馬だけという状況で、余力を残して直線に入るとそのままなだれ込んだ。「乗っているだけのイメージだった」。まさに。
最後に迫ったハギノアレグリアス(1人気・2着)にとっては不運な形にも見えたが。
ムルザバエフの短期免許は3月5日まで。2月19日のフェブラリーSにも騎乗することは可能だ。先手を取れる展開なら、もう一発も十分考えられる。
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