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【重賞回顧】内ラチぴったりからの伸び脚勝負~日経新春杯

馬場が荒れていたとはいっても、中京の走り方はこうですよ、というお手本を見た気がした。

1コーナーを回って隊列が固まったところで、先頭はアフリカンゴールド。内ラチ沿いでは、そのすぐ後方にキングオブドラゴン(10人気・2着)がいて、さらにヴェルトライゼンデ(1人気・1着)、ヤマニンゼスト(5人気・4着)が続いた。直線に入ってからは大きく広がったが、結果的にこの3頭は上位入線を果たしている。

中京は芝もダートも「椅子取りゲーム」と言われるように、4コーナーをどの位置で回るかがカギを握っている。大外ぶん回しで勝つのは、よほどの特殊事情でもない限りほぼ不可能だとさえ言われる。よほどの特殊事情となれば予想する方も諦めがつくわけで、馬券を当てるためにはこの椅子取りゲームは意識せざるをえない。

ヴェローナシチー(3人気・11着)はスタートが良かっただけに難しい競馬を強いられたように思う。1コーナーを回るまで力んでいたようにも見受けられた。

椅子取りゲームに負けた(参加しなかった?)ことで、逆に力があることを再認識させたのがプラダリア(4人気・3着)。終始外を走り、3~4コーナーはまさに大外ぶん回し。にもかかわらず、メンバー最速の上がり3F34秒8でクビ、クビまで迫った。33秒台で上がってくる瞬発力はないかもしれないが、34秒台後半で決着するようなレースなら無視できない存在になるだろう。

【買い目】
馬連/3-8(×)
ワイド/10-2,3,8(◯)


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