なぜ家にいることが感染拡大を防ぐことになるのか

これを書いている私は専門家ではありません。ですが様々なネットの情報で自分なりに勉強したものをアウトプットしお伝えしなければいけないのではないかと思い以下の文章をつづります。

私が社会距離拡大戦略について初めて知ったのは以下のワシントンポストの記事によってでした。

https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/health/corona-simulation-japanese/

なぜ家にいると感染拡大が防げるのか?それはシミュレーションでそういう結果が出ているからです。すみません。難しい実際の理屈はわかりません。でも実例からみても社会距離拡大戦略が有効であるというと思うのです。それを以下で書きます。

多くの人は感染の拡大する地域を封鎖すれば感染は防げると考えているのではないでしょうか?

中国は武漢市に対して都市封鎖を行い感染拡大を防ぐことができたと報道されていますし、私もそう考えていました。

しかしながら上述した記事のシミュレーションにあるように、強制隔離戦略(地域封鎖)は実は感染拡大を防ぐ上では効果的ではありません。

イタリアでは毎日数百人の死者が発生していることが報道され大変痛ましい状況でありますが、感染拡大への取り組みとしては武漢市の例に倣い、早い段階で地域封鎖を行ったことが知られています。

そのイタリアでなぜ感染が拡大してしまったのでしょうか?

ここに一つの貴重な記録があります。

この記事から読み取れるのは封鎖直前に封鎖地域から逃げ出してきた人が存在し、レッドゾーンとして指定された地域の外ではいつも通りの日常生活が続いていたということです。

まさにワシントンポストの強制隔離シミュレーションの仮定に当てはまる状況となっていました。

封鎖地域の外に住む人たちは、自分たちの住む区域は安全な地域であると考え、普段通りの生活をつづけました。しかしながらその間に感染は拡大したのです。

一方でイタリアの中でも感染拡大を抑え込んだ地域があります。

コドーニョは早期に外出禁止の措置を取りました。これは社会距離拡大戦略です。

日本での北海道の事例も早期に外出自粛要請を出すことで感染拡大を抑制できた成功例と思われます。

https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2020022902000101.html

ワシントンポストのシミュレーションでは、他人との接触機会を減らす社会距離拡大戦略は最低限の社会機能を保ちながら感染拡大のピークを遅らせる、隔離戦略よりも有効な戦略という結果ですが、それの実例がコドーニョや北海道ではないでしょうか。


以下、私なりの考えを述べます。

レッドゾーン、グリーンゾーンという感染区域と非感染区域を分ける戦略は、病院内などのコントロール可能な状況では感染の拡大を防ぐ上で大変有効な戦略です。

しかしながら人の出入りの完全なコントロールが難しい都市、地域の封鎖では別の状況が発生します。

封鎖地域外の人々は、我々は安全な区域グリーンゾーンに住んでいるので通常の生活を送っても良い、と考えることでしょう。しかしながら、封鎖地域から移動してきた感染者がその中にいれば、感染は封鎖地域外でも急速に拡大します。ワシントンポストのシミュレーションのように。

正しい戦略は、できるだけ早期に、感染者、非感染者、封鎖地域内、封鎖地域外を問わず、すべての人々が自分自身を隔離すること、であると考えます。つまり社会距離拡大戦略を徹底することです。

ポイントは対象を選ばず自己隔離を行うという部分です。感染しているかどうかは2週間程度経過しなければわからないことが知られているからです。

すべての人が自分自身がすでに感染者であり他人に感染させないための行動をとることが求められていると思います。

そのためのもっともシンプルな行動指針が、家で過ごす、というものであるかと思います。

家で過ごそう - アマビエ作戦


追記

ヒカキンさんが #うちで過ごそう というメッセージを発信されました。目指すものは全く同じであり影響力のある方の行動が本当にうれしいです。アマビエ作戦タグは、うちで過ごそうタグに合流したいと思います。よろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?