豆子郎を囲みながら。。。
思い出す郷土の味
東京からおじさんが帰ってきた。88歳になる。
長年ともに連れ添った奥さんが先日亡くなった。コロナが少し落ちついた2年前に会ったのが最後のときになった。
自分のおふくろを含めおじさんと集まるということだったので山口市から帰りに顔を出した。
親戚と顔を合わせる機会が別れの機会が多くなる。自分も年を重ねていく分周りも年を重ねていく。
確実に過ぎている時間を感じる。
新たな出会いも
ただ時間の経過は新しい出会いも生む。いとこ同士のつながりになると子供が生まれたりしていて新たな出会いがある。自分の年になるともう子供も結婚していたりする。
そうして出会いと別れを繰り返していきながら時の流れを感じる。
人の一生とは風に揺れる一枚の葉が地に落ちるまでのようなものかもしれない。
そうした中で共通のつながりは思い出になっていく。
食卓の真ん中に。。。
「懐かしいなあ。豆子郎って。郷土を思い出すよね。」
思い出話やみんなの近況を話す中で食卓の中心にあるのは豆子郎。
地元をなつかしんだり、みんなと想い出話をする。みんなの想い出の中に地元で暮らしていく中に団らんの中心にある。
想い出ばなしに花が咲く。
「帰省して山口から東京に帰るときにさ。豆子郎をお土産に持ってかえるとさ。みんな驚くわけ。胸張ってさ。これが山口を代表する銘菓なんだぜってね。」
「CMじゃろう。みんな歌えるけぇ。」
世代を超えてつながっていく。
郷土のお菓子にはそんな時空を超えて人と人、想い出を紡いでいく。
山口が誇る郷土の味だよね。
それを子供たちに伝えていく。
「これが地元を代表する銘菓なんだよ。」
語り継がれた想い出とともに。。。
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