【DTMを始めたい人必見】もう迷わない!私がオススメしたいDAWの選び方教えます!
これからDTMを始めようとしている方にとって、DAW選びは悩みどころですよね。
ネットで調べると、さまざまなDAWが見つかり、「初心者におすすめのDAW」といった記事もたくさん見かけます。しかし、選択肢が多すぎて、かえってどれが自分に合っているのかわからなくなってしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、DAW選びに迷っている方に向けて、私がオススメするDAWの選び方についてお話ししていきます!
DAW選びで気をつけるべきポイント
まずお伝えしたいのは、どのDAWを購入しても問題ないということです。
DAW選びのポイントは「機能面」と「音質」ですが、実はこれらの違いを気にしすぎる必要はありません。
1. DAWの機能面について
DAWにはそれぞれ得意分野があるものの、基本的な機能はどれも同じです。違いがあるとすれば、そのDAWにしかない付加価値の部分になります。
例えば、CubaseやStudio Oneにはコード進行をサポートする機能がありますが、私が当時使っていたLogic Pro Xには、このような機能はありませんでした。(※ Logic Pro 11でコード進行をサポートする機能が追加されました!)
一方、Logic Proには「Drummer」というドラム打ち込みを飛躍的に向上させる機能が搭載されています。これはCubaseやStudio Oneにはない特徴的な機能です。
ただし、これらの機能はあれば便利なものの、DTMで音楽を楽しむための必須機能ではありません。つまり、どのDAWも基本的な機能はほぼ同じなので、細かい違いを気にしすぎる必要はないのです。
2. DAWの音質について
音質についても、DAW間で大きな差はほとんどありません。音が悪いDAWなど存在しませんし、仮にわずかな違いがあったとしても、DTMを楽しむうえで気にするほどではないと思います。
それよりも、音質にこだわるより、今後必要になる音作りやミックスのスキルの方が重要です。
私がオススメするDAWの選び方
ここまで説明してきたように、基本的にはどのDAWを選んでも問題ありません。とはいえ、「どれを買っても大丈夫」と言われても、決めきれない方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、「DTMを始めようと思ったきっかけ」を基準にDAWを選ぶ方法です。
自分のきっかけに合わせたDAW選び
DTMを始めるきっかけは人それぞれです。
たとえば、ボカロ楽曲が好きで「自分もオリジナルのボカロ曲を作りたい」と思ったり、ギターが好きで「ギター弾いてみた動画を作りたい」と考えている方もいるでしょう。
こうしたきっかけには必ず「憧れの人」が関わっているはずです。
ボカロ楽曲を作りたいなら、その憧れのボカロ作曲者が使っているDAWを選ぶのも良い方法です。ギターで「弾いてみた」動画を作りたいなら、参考にしているギタリストや弾き手が使っているDAWを選ぶのもおすすめです。
あなたがDTMを始めるきっかけになった「人」が使っているDAWを、ぜひ選んでみてください。
参考までに:私がLogic Proを選んだ理由
ここで参考になるかわかりませんが、なぜ私がLogic Proを使っているのか、そのきっかけをお話しします。
10年以上前、私はバンドでギターを弾いており、プロとして活動したいと真剣に頑張っていました。しかし、技量が追いつかず、メンバーに迷惑をかけていることに悩み、精神的に追い込まれ、バンドを辞めることにしました。
当時の私にとってバンド活動は人生そのものでしたが、辞めたことでギターを弾くことも、人と音楽で関わることも怖くなってしまいました。
それからしばらくして、ある日、音楽スタジオでふと目にしたフリーペーパーに「DTM」の文字が飛び込んできました。
「これなら誰とも接せずに、自分ひとりで曲を作って音楽が楽しめるじゃん!」と衝撃を受けました。バンド時代に曲作りの経験もあったので、「これは自分に合っているかもしれない」と感じたのです。
そこで考えたのが「どのDAWを選べばいいのだろう?」ということ。つまり、今回の記事の命題が立ちふさがった訳です。
その時に私がとった行動は、「クリエイティブなことをしたいならMacだ!ソフトはApple製のLogic Proでいいや!」と何も調べるこなく勢いで決めて、バンド時代の機材をすべて売り払い、MacとLogicを購入しました。
そこに何か確信があった訳でなく、ただ単に自分が持っていたイメージだけで選んだわけです。
このエピソードを通して伝えたいのは、DAW選びなんて実はそれくらい適当でも問題ないということです。
今でも私は、Logic Proを使って楽しく音楽を作っています。
DAW選びに正解や不正解はありません。
もし、選ぶのが難しくて背中を押してほしいのであれば、「DTMを始めるきっかけ」を基準にしてDAWを選んでみてください。DAWを通じて、DTMで音楽を楽しむ時間が始まることを心から応援しています。
一緒にDTMで音楽を楽しみましょう!