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プロ級サウンドを最速で実現!Waves CLAプラグインで音作りからミキシングまで全工程を攻略しよう

今回は、Wavesの各CLAプラグインから、私が特に愛用しているプラグインを厳選して紹介し、その魅力を詳しくお伝えします。


DTMを楽しんでいる方が求めていること

まず、DTMを楽しんでいる方が楽曲制作でプラグインに求めるものは何でしょうか?主に次のポイントが挙げられます。

  1. 簡単操作: 複雑な設定が不要で、直感的に操作できること。

  2. 高品質なサウンド: 少ない手間で最大の効果を得たい。

  3. 時間の節約: 限られた時間内で効率的に制作を進めたい。

CLAプラグインがこれらの欲求を満たす理由

これらの欲求に応えてくれるのが、今回紹介するWavesのCLAプラグインの数々です。

  • シンプルで使いやすいインターフェースのため、誰でも直感的に操作できます

  • 著名エンジニアChris Lord-Alge氏のサウンドを再現します

次に、それぞれのプラグインがどのようにこれらのニーズを満たしてくれるかを見ていきましょう。

CLA Vocals:ボーカル処理の救世主

ボーカルの処理は、DTM初心者にとって最も難しい作業の一つです。楽曲の主役となるボーカルを適切にミキシングするには、特別なスキルが求められます。

そんな悩みを解消するのが、Waves CLA Vocalsです。

このプラグインは、初心者でも簡単にプロ仕様のボーカルサウンドを手に入れられる、まさにボーカル処理の救世主です。

ボーカル処理で悩む初心者に最適なプラグイン

CLA Vocalsは、ボーカル専用のオールインワンプラグインです。これ一つで、誰でも簡単にプロ仕様のボーカルを作り上げることができます。

ボーカル専用のオールインワンプラグイン

ボーカルのミキシングが初めてという方でも、感覚的に操作できるように設計されており、すぐに抜群の効果を出せるのが特徴です。特に、ボーカルがオケに埋もれてしまう、存在感が足りないといった悩みを抱えている方にとって、このプラグインは強力な助けになります。

CLA Vocalsの特長:簡単操作でプロ級のサウンドを実現

CLA Vocalsの最大の特徴は、簡単操作で抜群の効果にあります。

このプラグインには6つのスライダーが搭載されており、これらを操作するだけで、ボーカルに必要な低域と高域のEQ、コンプレッサー、リバーブやディレイ、さらにはコーラスを含むモジュレーションを簡単に調整できます。

求めているイメージに応じてスライダーを上げ下げするだけ

さらに、スライダーをどれだけ動かしても音楽的に破綻しない設計が施されており、スライダーをどれだけ上げても不自然になることはなく、むしろボーカルの存在感がより際立つように作られています。

CLA Vocalsの使い方と効果的な設定方法

CLA Vocalsの使い方は非常にシンプルです。

例えば、ボーカルの高域を強調したい場合は、高域EQのスライダーを上げるだけで、ボーカルがオケの中でしっかりと際立ちます。また、コンプレッサーのスライダーを調整すれば、ボーカルのダイナミクスをコントロールし、より一貫性のあるサウンドを簡単に作り出せます。

さらに、CLA Vocalsには豊富なプリセットが用意されています。

豊富なプリセット

これらのプリセットを使えば、ロック向けのものからムーディーなサウンドまで、幅広いスタイルのボーカルを簡単に作り出すことが可能です。

私自身も「Rock Man」というプリセットを使用しており、このプリセットを選ぶだけで、ボーカルが楽曲の主役としてしっかりと存在感を発揮するサウンドに仕上がります。

CLA Vocalsは、そのシンプルなデザインとは裏腹に、非常に音楽的で効果的なプラグインです。短時間でプロフェッショナルなボーカル処理が可能となり、楽曲の中でボーカルが圧倒的な存在感を持つようにすることができます。

CLA Bass:ロックなベースサウンドを簡単

ベースの音作りは、特にDTM初心者にとってハードルが高い部分の一つです。ロックで求められる太く歪んだベースサウンドを自分で作り出すのは、難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解消するのが、Waves CLA Bassです。

このプラグインは、初心者でも直感的に操作でき、簡単にロックテイスト溢れるベースサウンドを作り出すことができます。

CLA Bassの特長:簡単操作で迫力あるベースサウンドを作成

このプラグインには6つのスライダーが搭載されており、これらを操作するだけで、ロックベースに必要な低域と高域のEQ、コンプレッサー、低域エンハンサー、歪み、モジュレーションを簡単に調整できます。

ロックベース専用のオールインワンプラグイン

CLA Bassの最大の特長は、スライダーをどれだけ動かしても音楽的に破綻しない設計にあります。これにより、初心者でも安心して調整でき、理想的なベースサウンドを簡単に作り出すことが可能です。

CLA Bassの使い方と効果的なサウンドメイク

操作は非常にシンプルで、求めるサウンドに応じてスライダーを上下に動かすだけです。例えば、低域の太さを強調したい場合は、低域エンハンサーのスライダーを上げると、サウンドに力強さが加わります。また、歪みを加えて、よりアグレッシブなサウンドを作り出すことも簡単にできます。

ベース用音源を使用していると、ベースサウンドがライン録りのように平坦でチープに感じることがあります。そんな時は、CLA Bassを使うことで、重心が下がり、太さが増して、ロックテイスト溢れる迫力のあるベースサウンドに変貌します。

ベース用音源と組み合わせて使うことが多い

さらに、どれだけスライダーを動かしても音楽的に破綻しないため、初心者でも安心して操作できます。ベースの音作りをゼロから自分で行うよりも、CLA Bassを使うことで、短時間で理想的なサウンドに仕上げることができます。

CLA Bassは、他のベースプラグインと比較しても、操作の簡単さと効果の高さで群を抜いています。特にDTM初心者にとっては、使い勝手がよく、すぐに結果が得られる点で非常に魅力的です。

CLA Guitars:アメリカンロックなギターサウンドを簡単に

ギターの音作りでは、太さを持ちつつ、音抜けが良く、パンチ感のあるサウンドを作るのは簡単ではありません。アンプシミュレーターだけでは不十分で、その後のEQやコンプレッサーによる処理が非常に重要になるからです。

その問題を解決するのが、Waves CLA Guitarsです。

このプラグインを使えば、誰でも簡単にアメリカンロック風のギターサウンドを作ることができます。

CLA Guitarsの特長:挿すだけでサウンドが変わる!

CLA Guitarsは、ギタートラックに挿すだけでサウンドが変わります。

挿すだけで音が変わる

多くの人は「挿すだけで音が変わる」と聞くとネガティブに感じるかもしれませんが、CLA Guitarsに関しては、その効果が非常にポジティブに働きます。

CLA Guitarsは、アメリカンロックに特化したギターサウンドを簡単に作れるよう設計されており、処理のスタートポイントが既にそのサウンドに最適化されています。

また、クリーン、クランチ、ハイゲインなど、異なるギターサウンドに応じたモードが用意されているため、自分が求めるサウンドに最適なスタートポイントを選ぶことができます。

ギターモードの選択

CLA Guitarsの使い方とサウンドメイクのポイント

CLA Guitarsの使い方は非常にシンプルです。

まず、ギターモードを選択して、自分のギターサウンドに合ったスタートポイントを設定します。次に、スライダーを上下に動かして必要な処理を加えるだけで、理想のギターサウンドを簡単に作り出せます。

必要な処理を加えるだけ

CLA VocalsCLA Bassと同様に、スライダーを操作しても音楽的に破綻しない設計になっているため、思い切ってスライダーを調整し、理想的なギターサウンドを作り出してください。

ただし、CLA Guitarsは非常に個性的なサウンドを持っており、音作りの幅はやや限られると感じるかもしれません。どんなギターサウンドもCLA Guitars特有の音色に変えてしまうほどの強烈な個性を持っているため、そのサウンドがハマる方には非常に魅力的なプラグインと言えます。

CLA MixHub:ミキシングの効率化

Waves CLA MixHubは、私のミキシングにおいて欠かすことができないプラグインです。

このプラグインは、SSLミキシングコンソールをモデリングしつつ、他のコンソールモデリングプラグインとは一線を画す独自の機能を備えています。そのため、ミキシングコンソールに慣れていない方でも簡単に扱える点が特長です。

CLA MixHubの特長:Bucket Viewとプリセット

CLA MixHubの最大の特長は「Bucket View」機能です。この機能を使えば、最大8トラックを1つのバケットにグループ化し、トラック間をまたいで一画面で調整が可能になります。

Bucket View

Bucket Viewによって、ミキシングのレイアウトがルーチン化され、作業効率が大幅に向上します。例えば、ドラム、ベース、ギター、シンセなどを個別のバケットに分けることで、各トラックの調整がスムーズに行えるようになります。

従来のDAWミックス画面では、トラック間でエフェクトを切り替えたり、プラグイン画面を表示・非表示にする手間がかかっていましたが、CLA MixHubではこれらの操作を一画面で行えるため、作業の中断を防ぎ、効率よくミキシングを進めることができます。

さらに、CLA MixHubのもう一つの特長がプリセット機能です。

トラック毎の処理フローが収録されている

著名エンジニア、クリス・ロード・アルジ氏が手がけたトラック毎の処理フローがプリセットとして収録されており、選択するだけでトラックに最適なEQポイントやコンプレッサーの設定が自動的に適用されます。

その後、微調整を加えるだけで、簡単にプロフェッショナルなサウンドを手に入れることができます。

CLA MixHubの詳細:効率的なミキシングとプロフェッショナルなサウンド

CLA MixHubは、従来のDAWワークフローに慣れている方にとっては少しとっつきにくいかもしれません。しかし、その操作性に慣れれば、ミキシングコンソールならではの利便性と効率性をフルに活用できるようになります。

私自身、バンドサウンドのミキシングではすべてプリセットをベースに行っています。CLA MixHubは、他のSSLミキシングコンソールをモデリングしたプラグインと比べても、特に使いやすさとサウンドの質が際立っており、初心者にもおすすめできるツールです。

CLA MixDown:ミックスの最終的な仕上げを

ミキシングの仕上げが楽曲のクオリティを左右することは言うまでもありません。しかし、多くの方にとって、どのEQやコンプレッサーを使うべきか、どの周波数帯を処理するべきかを判断するのは難しいものです。

そんな悩みを解決するのが、Waves CLA MixDownです。

CLA MixDownの特長:シンプルな操作で最高の仕上がり

CLA MixDownは、著名エンジニアのクリス・ロード・アルジ氏が行っているミキシングの最終処理を、わずか4本のスライダーで再現できるプラグインです。

わずか4本のスライダー

CLA MixDownは、各スライダーのゼロ位置がスイートスポットになるように設計されており、通すだけで最高のサウンドに仕上がるのが特徴です。

CLA MixDownの詳細:時間を節約しながら最高のサウンドを実現

私が使用する際も、基本的にはゼロ位置からスタートし、楽曲に応じて微調整を加えます。例えば、低域が少しモコモコしている場合、低域を削り、高域とコンプレッサーのスライダーを上げてサウンドの張りやパンチ感を強調します。

楽曲に応じて微調整するのもアリ

このような調整だけで、驚くほどクオリティの高いサウンドが完成します。

CLA MixDownを使えば、複雑な設定を考える必要がなく、プロフェッショナルなミックスバスのワークフローをそのまま利用できます。通すだけで完璧なサウンドが手に入るこのプラグインは、初心者にとっても強力な武器となるでしょう。

まとめ

Wavesの各CLAプラグインは、DTMを楽しむ方にとって理想的なツールです。

各プラグインはシンプルで直感的なインターフェースを備えており、わずかな調整でプロフェッショナルなサウンドを実現します。ボーカル、ベース、ギター、さらにはミキシング工程や仕上げまで、CLAシリーズは音楽制作のすべての工程で強力なサポートを提供します。

今後の音楽制作で、Wavesの各CLAプラグインが強力な武器となることを願っています。ぜひ、これらのプラグインを活用して理想のサウンドを手に入れてください。

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