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DTMを始めたいならこれ!絶対に揃えるべき機材を教えます

自分の楽曲を作ったり、オケを作って「ギター弾いてみた」動画を制作したいと思ったことはありませんか?DTM(デスクトップミュージック)は、そんな夢を叶えるための大きな一歩です。

この記事では、DTMを始めるために必要な機材を初心者向けにわかりやすく解説します。この記事を参考に、DTMの世界に一歩踏み出しましょう。

DTMとは何か?

DTMは「デスクトップミュージック」の略で、パソコンを使って楽曲制作を行うことを指します。具体的には、ギターや他の楽器の録音、MIDI(楽器データ)の打ち込み、エフェクト処理、ミキシングなど、楽曲制作の一連の作業をパソコン上で行います。

私のDTM環境

DTMの利点は、ギタリストであっても他の楽器を簡単に組み合わせて演奏できる点ですボーカルパートもSynthesizer Vなどの合成ソフトを使用すれば自作でき、音楽の幅が広がります。

ギターを楽しんでいる方がDTMを始めるメリット

1. プロクオリティの楽曲制作が可能

DTMを使うと、自分のギター演奏にドラムやベースなど他の楽器を加えた本格的な楽曲制作が可能です。

MIDIを利用してピアノやストリングスなど、リアルでは演奏できない楽器も簡単に作り出せます。また、ボーカルを含めた楽曲も制作できるため、ギタリストがソロアーティストとして活動する際にも便利です。

プロレベルの音質を目指し、エフェクトやミキシングも自由に行えるので、創造性が大いに発揮されます。

2. 効果的なギター練習ツールとして活用

DTMは練習ツールとしても優れています。

一般的なDAWには、再生スピードを調整したり、特定の部分を繰り返し再生する機能が備わっているため、ギターの難しいフレーズをゆっくり練習するのに最適です。さらに、自分の演奏を録音して客観的に聞き返すことで、ミスに気付きやすくなり、演奏技術の向上に役立ちます。

DTMを利用することで、ギタリストとしての成長スピードが加速するでしょう。

3. 自分の音楽を世界に発信

DTMで制作した楽曲は、YouTubeやSNSを通じて手軽に世界へ発信できます。

オリジナル曲やカバー曲を公開し、視聴者からのフィードバックを受け取ることは、音楽制作のモチベーションを保つための大きな力になります。

私もこれまでに100本以上のギターカバー動画をYouTubeにアップしており、その経験を通じて、音楽制作へのモチベーションををさらに高めています。

DTMを始めるために必要な機材

では、具体的にどのような機材が必要かを見ていきましょう。

1. パソコン

DTMを始めるにあたり、パソコンは最も基本であり重要な機材です。

私が使用しているM3 MacBook Air

WindowsとMacのどちらでもDTMは可能ですが、使用するDAWソフト(後述)の推奨スペックに合ったパソコンを選ぶ必要があります。古いモデルや低スペックのパソコンでは、動作が遅くなる可能性があるため注意が必要です。

パソコン選びは、ある程度の知識が必要になるため、初心者には少し難しく感じるかもしれません。特に、DTMに最適なパソコンを選ぶのは悩みどころです。

そこで私がオススメするのは、AppleのMac。Windows PCと比べると価格はやや高めですが、DTMを安定した環境で楽しみたい方には最適です。トラブルが少なく、安心して音楽制作に集中できます。

私はAppleのM3 MacBook Airを使用していますが、非常に安定しており、趣味としてDTMを楽しむには最適な選択です。

これから新しいパソコンを購入するなら、Macは特に初心者にも扱いやすく、DAWとの相性も抜群なので非常におすすめです。

2. DAW(デジタルオーディオワークステーション)

DAWは、楽曲を録音・編集・ミキシングするためのソフトウェアです。

代表的なDAWには、Cubase、Logic Pro、Studio One、Ableton Live、FL Studioなどがあります。どのソフトも優れた機能を備えており、好みや予算に応じて選べます。

DTM未経験者にとって、どのDAWを選ぶべきかは悩みの種ですが、正直、代表的なDAWであればどれを選んでも大きな問題はありません。

私は10年以上にわたりLogic Proを使い続けています。その理由は単純で、Macを使っているのでApple製のLogic Proが自然な選択だったからです。このように、シンプルな理由でDAWを選んでも、長く使い続けることができるものです。

とはいえ、初めてDAWを選ぶときは慎重になるものです。そこで、選ぶ際のポイントを一つ挙げるとすれば、好きなクリエーターや目指しているギタリストが使っているDAWを参考にするのが良いでしょう。

今では多くのクリエーターがSNSで制作環境を公開しています。その方々が使っているDAWと同じものを選べば、スムーズに始めやすく、学ぶ手助けにもなるはずです。

3. オーディオインターフェース

ギターをパソコンに接続して録音したり、モニタースピーカーに出力するためにオーディオインターフェースが必要です。

価格帯は1万円程度から10万円以上のものまで幅広くありますが、これからDTMを始められる方は安価なもので十分です。

私が使っているオーディオインターフェースは、Solid State Logic SSL 2。現在の販売価格で3万円前後で購入できます。

Solid State Logic SSL 2

オーディオインターフェース選びに迷ったら、サウンドハウスなどで評判の良い機種を選ぶと良いでしょう。初めから高価なモデルを選ぶ必要はありません。まずは、3万円前後の価格帯で十分です。

4. モニタースピーカーとヘッドホン

DTMを行う上で、正確な音を聴くためのモニタースピーカーやヘッドホンが不可欠です。

モニタースピーカーを選ぶ際は、使用する部屋のサイズに合わせてインチ数を決めることが非常に重要です。6畳〜10畳の部屋であれば、5インチモデルが一般的とされています。ただし、私の経験上、4インチモデルでも十分に対応可能です。

私自身、Eve Audio SC204の4インチモデルを8.6畳の部屋で使用していますが、十分な音量と高品質な音質を提供してくれるので、とても満足しています。

Eve Audio SC204

趣味でDTMを楽しむ方々に人気があるモニタースピーカーとしては、YAMAHAのMSP5HS5などが挙げられます。これらのスピーカーは、手頃な価格で高いパフォーマンスを発揮するため、初心者にもおすすめです。

夜間に楽曲制作を行う際や、周囲に音を漏らしたくない場合、モニタースピーカーを使用するのが難しいことがあります。そんな時に役立つのが、モニタリング用のヘッドホンです。

最初はお手持ちのヘッドホンで代用することも可能ですが、DTM専用の製品を選ぶことで、より正確なサウンド確認ができ、作業効率が向上します。

私が使用しているのは、定番のSONY MDR-CD900ST

SONY MDR-CD900ST

私がヘッドホンを使う主なタイミングはギターの録音時のみ。ヘッドホンを使用することで、演奏に集中しやすくなり、より正確な録音が可能になります。

5. MIDIキーボード

MIDIキーボードは、DTMにおいて「必須」ではありません。もちろん、あれば便利ですが、なくても問題ない程度に考えてください。

実際、私はMIDIキーボードを使用していません。

私のDTM環境にはMIDIキーボードはない

鍵盤が必要な時には、Logic Proの「ミュージックタイピング」機能を使って、MacのキーボードをMIDIキーボード代わりにしています。この機能を使えば、物理的なキーボードがなくても簡単にMIDI打ち込みができるので、場所を取らずに便利です。

Macのキーボードを鍵盤に見立てて打ち込める「ミュージックタイピング」機能

鍵盤に慣れていない私にとっては、MIDIキーボードの使用頻度が低く、スペースを取るだけで不便でした。同じように鍵盤に不慣れな方には、MIDIキーボードがない環境も十分に選択肢になるでしょう。

まとめ

今回は、DTMを始めたい方々に向けて、必要な機材や基本的な準備について解説しました。

DTMを始めるには、まず基本的な機材とソフトウェアを揃えることが重要です。最初はシンプルなセットアップで始め、少しずつスキルと機材をアップグレードしていくことで、さらに素晴らしい音楽を生み出せるようになります。

音楽制作の世界は広大で奥が深いものですが、焦らず、自分のペースで楽しむことが大切です。自分だけの音楽を作り上げる喜びを、ぜひ味わってください。

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