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拙著『AI・人類・技術的特異点』https://www.amazon.co.jp/dp/B0D2MK8KY4

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AI・人類・技術的特異点(全文公開)

※Amazon Kindleにて無料配信 ※note 全文公開 前文「技術的特異点」または「シンギュラリティ」とは、テクノロジーが急速かつ不可逆的に進歩し、人類の文明が決定的に変化する時点のことである[1]。技術的特異点に到達すれば、あらゆるテクノロジーが超加速度的に進歩し、世界の在り方が劇的に変化するため、既存の価値観や社会形態は形骸化し、全く新しい世界が成立する。 技術的特異点(シンギュラリティ)とは、AIの知能が人間を超えることを意味する概念ではなく、人間よりも遥

    • 存亡リスクに対する「守護AI」の必要性と達成すべき2つの条件

      要約 テクノロジーが現在のペースで発展し続ければ、今後数年から数十年の間に「文明が確実に破壊されるレベルのテクノロジー」が広く一般に普及する可能性が高い。その結果、文明の滅亡を招くような壊滅的リスク(=存亡リスク)が大幅に増加することが予想される。本稿ではニック・ボストロムが提唱した「脆弱世界仮説」を検討し、将来的な技術革新に伴う存亡リスクに対処する方法を提案する。 結論として、技術革新に伴う存亡リスクを十分に排除するためには、超人的能力を持つ「守護AI」が必要になるだろ

      • ヴァーナー・ヴィンジ:「シンギュラリティとは何か?」(1993)/和訳

        要約 我々は今後30年以内に、超知能を創造するための技術的手段を手にするだろう。その直後、人類の時代は終焉を迎える。このような進歩は避けられないのだろうか? もし避けられないのであれば、我々が生き残れるようにこの出来事を導くことは可能だろうか? 本稿ではこれらの疑問を検討し、いくつかの可能な答え(とさらなる危険性)を提示する。 シンギュラリティとは何か? 技術革新の加速はこの世紀の中心的特徴である。私は本稿で、我々が地球上における人類の誕生に匹敵する変化の端緒に立ってい

        • ポスト・シンギュラリティの18の社会像

          一部では2030年までに到来すると予測されているシンギュラリティ(技術的特異点)ですが、実際に到来した場合にはいかなる影響を及ぼすのでしょうか。本稿ではシンギュラリティの社会的・経済的・政治的影響を探求し、ポスト・シンギュラリティに予期される18の社会像を具体的に描写することを目指しました。以下18の社会像は、シンギュラリティに伴う壊滅的なリスクを事前かつ完璧に排除することに成功した場合に予期される理想的なシナリオです。 予期される18の社会像 1.AIとロボティクスによ

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        AI・人類・技術的特異点(全文公開)

        • 存亡リスクに対する「守護AI」の必要性と達成すべき2つの条件

        • ヴァーナー・ヴィンジ:「シンギュラリティとは何か?」(1993)/和訳

        • ポスト・シンギュラリティの18の社会像