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【お金のコラム】未だに知らない人が多い…保険の落とし穴

おはようございます。

今日は、保険の落とし穴について書いていこうと思います。

まず、日本人は保険商品への加入数が圧倒的に多いと聞きますが、世界と比較してどうなのでしょうか。

生命保険の加入率をざっくりと調べてみました。

  • 日本: 非常に高い(約80%)

  • アメリカ: 高い(約60%)

  • ヨーロッパ: 国によるが、概して日本より低い

  • アジア: 増加傾向にあるが、まだ日本には及ばない

  • アフリカ: 低い昔に入った保険について、理解していないケースが多いと実感しました。

    加入率はこのような感じです。


    日本以外の国では、医療費が高くつく国もありますよね。

    日本は3割負担~高齢者で1~2割です。それに高額医療に対するカバーもあるため、余程のことがない限り国の制度である程度は補填されることになります。

    医療費のが占めるGDPの割合は日本では10%程度、アメリカで17%と、比較すると日本は低い(中程度)傾向にあります。

    そんな医療費の負担が比較的抑えられる日本において、明らかに要らない(手数料が高い、年齢的に不要と考えるもの)高額保険を契約している人が多いことを感じました。

    理由は、保険会社に言われたまま(お任せしているケース)、や、付き合いがほとんどです。
    自分で納得して決めて、受け取れる金額やカバーできる範囲を答えられる人のほうが少ないでしょう。

    大切な資産を、必要以上の保障に使っている…しかも長期で見ると高額なものに使ってしまっていると考えたら恐ろしいです。

    では、保険の落とし穴について軽く触れてみようと思います。

保険の落とし穴

  1. 過剰保険
    必要以上の保険に加入して、過剰に保険料を支払ってしまうことです。
    特に生命保険や医療保険では、過剰な補償を選んでしまうことがあります。

  2. 不適切な保険商品
    自分のニーズに合わない保険商品に加入することです。
    例えば、独身の人が高額な家族向けの生命保険に加入するなど。←※これとっても多いです

  3. 保険の内容を理解していない
    保険の契約内容やカバー範囲をよく理解せずに加入することです。
    これにより、実際に必要なときに保険金が支払われない可能性があります。

  4. 高い手数料
    一部の保険商品には高額な手数料がかかることがあります。特に投資型保険商品では、手数料がリターンを大きく削減する可能性があります。

  5. 更新時の保険料上昇
    更新型の保険では、一定期間ごとに保険料が見直されることがあります。更新時に保険料が大幅に上昇することがあり、長期的な負担が増えることがあります。

  6. 保険会社の財務健全性
    保険会社自体が財務的に健全でない場合、将来的に保険金の支払いが滞る可能性があります。

  7. 免責事項や除外条項
    保険契約には多くの免責事項や除外条項が含まれており、特定の状況下では保険金が支払われないことがあります。


    特に、自分に合っていない保険を合っていない金額で契約しているケースが多くみられます。

    言われるがまま、契約していたために、内容もあまり理解していません。

    では、これらを回避するためにはどのような意識が必要なのでしょうか。

回避方法

  1. ニーズの明確化
    自分や家族の保険ニーズを明確にし、過剰な保険に加入しないようにします。必要最低限の補償範囲を選ぶことが大切です。

  2. 商品の比較
    複数の保険商品を比較し、自分のニーズに最も適したものを選びます。
    複数の紹介者に話を聞いてみて決めるのも一つの方法です。

  3. 契約内容の理解
    保険契約の内容やカバー範囲を十分に理解することが重要です。
    特に免責事項や除外条項については、しっかり確認します。

  4. 手数料の確認
    保険商品にかかる手数料を確認し、費用対効果を考慮します。

  5. 長期的な視点での保険料
    更新型保険の場合、将来的な保険料の上昇を見込んでおきます。長期にわたる固定保険料の商品を検討するのも一つの方法です。

  6. 保険会社の健全性の確認
    加入する保険会社の財務状況や信用格付けを確認します。健全な保険会社を選ぶことが、将来的な安心につながります。

  7. 保険の定期的な見直し
    生活環境や家族構成の変化に応じて、保険内容を定期的に見直し、必要に応じて保険を変更することが重要です。

これらのポイントに注意しながら、慎重に保険商品を選ぶことで、保険の落とし穴を避けて効果的にリスク管理を行うことができます。

しかし、積立型の保険については基本的におすすめはできません。

なぜなら高額の手数料が組み込まれていることが多いからです。

保険は掛け捨て月数千円の商品でも、必要な部分が十分にカバーできるものもあります。

よって、保険は必要最低限、保険と運用については分けて考えるのが良いでしょう。

くれぐれも、保険屋さんに言われるがまま契約しないことを強くおすすめします。