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一日一日の積み重ね方(致知2023年2月号)

インタビュー『一日一日の積み重ねが我が文楽人生をひらいてきた』より

日本を代表する伝統芸能・人形浄瑠璃文楽。その人形遣いの一道を50年以上にわたって歩み続けてきたのが三世桐竹勘十郎氏、69歳である。「足遣い10年、左遣い15年」と言われる厳しい文楽修業を積み重ねてきた勘十郎氏に、若き日の学びや師匠の教え、その中から掴んだ人生・仕事の極意を語っていただいた。

https://www.chichi.co.jp/info/chichi/pickup_article/2022/202302_kiritake/

文字通り一日一日を積み重ね、文楽と人生を共にしてきた三世桐竹勘十郎のインタビュー記事は非常に示唆に富んでいる。
特に印象に残ったところを挙げるとするならば、師匠である三世吉田蓑助の言葉である。

「いつでもどこか芝居のことに(頭の)回路を繋いでおけ」

私はこの言葉の『芝居』を『夢』と置き換えたい。
いや、ここは『使命』の方がしっくりくるだろうか。

運命論者(悲観的運命論ではない)である私は常日頃から自分が見聞きしたこと、体験したすべてのことには意味があり、幸運も不幸もすべからく自分の使命を成すためのパーツである、と考えている。

街中で耳にした曲や、本屋で手に取った本。果てには昨晩の夢の内容にいたるまで、人生に無駄なものは何一つとしてないのだ。

とは言え、生活の全てをその視点で見ることは困難を極める。
対して、成功者とされる人々は皆がそれを実行していたであろうことは想像に難くない。

であれば、凡人である私が彼らに近づくためには何をしたら良いのだろうか。

例えば、そう、『日記』をつけるのはどうだろうか。

一日の終わりに、自分が体験したことを文章として可視化する。
一度外にアウトプットすることで、客観的に分析することができるのではないだろうか。

今まで半分も満たせずに終わった日記帳が2冊ある私が、3冊目に手を付けるタイミングは今、この時に違いない。

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