弥助問題は知的財産権の問題
またまた弥助問題について。
👇は英語版の本編の最後だが、「冷静な距離感を保っているとは言い難い」ことが伝わってくるだろう。
この👇見解には同意。
国家主導にならざるを得ないのは、文化・歴史は民族共有の知的財産なので、その権利侵害に対処する主体は民族共同体の権利主体である国家が最適任だからである。
弥助問題でロックリーやUbisoftを批判する日本人を批判する面々は「創作なのだから問題にする方がおかしい/表現の自由の侵害だ」などと言っているが、これは問題の本質から外れている。その言い分が通るのは、史実のオリジナリティを尊重した上でのフェアユース、二次創作の場合だが、ロックリーやUbisoftは史実を勝手に改変した創作物をオリジナルだと主張しているので知的財産権の侵害、文化盗用(cultural appropriation)という犯罪的行為になるわけである。
この問題を軽視してはならないのは、歴史が政治的主張・要求の正当性の根拠とされるからで、オリジナリティを奪われてしまうと、将来に理不尽な「権利申し立て」をされても拒絶できなくなることも起こり得る。「従軍慰安婦」という悪しき前例もあるのだから、甘く見るべきではない。
👇は当noteの見立てと同じだが、
👇には異論がある。いくら大柄で力持ちだからといって、能力主義の信長が完璧な意思疎通が難しい弥助を他の適任者を差し置いて「シークレットサービス」に抜擢するとは考えにくいのではないか。
付録
徳川の位置がおかしい
尾張が三河の位置になっている
島津が薩摩になっている
安土、京都、長崎、口之津(ヴァリニャーノの上陸地)の他に鳥取が記載されている(⇐鳥取トム)
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