がニュースになっていたので、人口動態の内訳を見てみる。なお、明石市への流出は社会減に加えて自然減も拡大させているが、主因ではない。
5月に市長がこの👇ように説明していたが、これを神戸市のwebサイト上のtableauのグラフで確認する。
人口減少は主として自然減によるもの。
基調しては転入が転出を上回っているが、市長が言う通り、相手地域によって大きな違いがある。
転出超過が目立つのは東京圏、大阪市、阪神間の尼崎市や西宮市、そして明石市である。
明石市への転出超過が2017年に急増しているのは、明石駅周辺の再開発事業が2017年2月に完了して本庁地区への流入が増えたため(再開発ビルの住居棟「プラウドタワー明石」の2017年3月に入居開始)。
神戸市の久元市長は明石市についてこの👇ように語っているが、一つ付け加えると、神戸市の西区や垂水区から明石市に移った人口の相当数が、子ども施策を目当てとしていたことはほぼ確実である。出産予定の人の明石市への転出は、神戸市の人口自然減を多少は大きくしている。
タワーマンションの建設抑制については市長に同意。長期的にはほぼすべての自治体で人口減少が必至なのだから、副作用を考えない短期的な流入促進は愚策である。