アメリカ進出→ポリコレ改宗

アメリカに進出するので、"Diversity, Equity, and Inclusion"を教義とするアメリカのリベラリズムに改宗して、遅れた日本社会をpolitical correctnessで糾弾する芸風に転向したのだろう。アメリカでは「被害者」が強力なカードになるので、被害者カードをゲットしておく狙いがあるようにも見える。

進歩的な西洋の側に立って未開の日本を叩くのは日本のリベラルの伝統芸である。

日本のさまさまな産業が外資系によってのっとられていくことも、過渡的には必要だとさえ思っています。不合理な雇用環境、性別役割分業、さまざまな問題を抱えた家族制度、そうしたものが解体、再組織されるためには、どうしても外国資本が入ってくる必要があります。
未開文明に見える非市民社会的原則が残っていては、彼らの投資を呼び込むことができない。

MeTooのように、成功した人物が、今ではやらなくても済む「下品な仕事」を無理やりやらされていたと言い出す「被害者仕草」でもある。被害者になることで強さを増すvictimhood cultureは女の文化でもある。

女の被害者性アピールは暴力的な男が凄むことと本質的には同じで「負の暴力的不良行為」と言える。

付録

「ミス・アメリカ」で優勝してその後にテレビ界でのし上がった女が、「男の目」によって評価された過去を否定する改革を強行した。

運営団体はカーソン氏をはじめ、幹部全員が女性になった。
1989年にミス・アメリカになったカーソン氏は近年、セクハラの被害者を支援する活動にかかわっており、「Me Too」運動を牽引する一人となっている。
「目玉」とも言えるビキニやイブニングドレスのシーンがなくなることで視聴率はがっくり落ちることはないのか。
カールソン理事長は「視聴率と水着審査やイブニングドレス審査とは無関係です。視聴者が楽しんでいるのは参加した女性たちの寸劇や会話です」とどこまでも強気だ。

その結果、視聴者数は激減した。

For the second straight year, the Miss America competition hit an all-time ratings low for an airing on a broadcast network.

内容も酷評されている。

ところが本人は役目を果たしたとして逃走。

自分が成功したルートの「梯子」を外して若いライバルを妨害することには成功したと言える。

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