ネットde真実の国会議員
現職と元職の衆議院議員がネット論客(その同類を含む)から金融経済を学んでいるのは困ったことである。
矢野論文が一定の支持を集め、世界の主流経済理論に懐疑の目を向け続けているわが国。そしてエビデンスを暴論と断じるアトキンソン氏。この図を見て、たまたまそうなっただけ、と言うのだろうか。
— 高木けい 自民党衆議院議員 (@takagikei310) January 6, 2022
「将来が不安」と感じている国民の「不安」を煽っているのは誰なのか。https://t.co/AyDzwR0AYX https://t.co/olyOPHvswL pic.twitter.com/c8e2NIgCXv
「日本経済が成長してこなかった」は事実ではない。にもかかわらず成長が感じられないのは、①人口減少と高齢化(→国内投資の減少)、②大企業のグローバル経営の深化(→投資の国外流出)、③大企業の株主重視経営への転換(→投資の国外流出&賃金抑制)が主な理由である。これらは財政支出を増やしても解決できない。
議員に必要なのが信用できる人を見分ける目利きの能力だが、ネット論客の素人と本物の「先生」の見分けもつかないようではどうしようもない。
@MIYAZAKI_Takesh
— シェイブテイル (@shavetail) January 5, 2022
自著ですが、安ーい本ですのでこちらを読まれることをお勧めします。一読するだけなら2時間で済むかも知れませんが、おそらく目からウロコが落ちるのでは。https://t.co/Otbsb7TkN4
ありがとうございます。私に理解できるかはわかりませんが、時間ができたら拝読させていただきます。
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 5, 2022
簿記会計なしでは理解ができない信用創造や政府支出を簿記会計の表記なしで皆さんにおわかりいただくために出したものですので、一読いただく価値はあるかと思います。ここ数日の討論の大半の答え(かそのいとぐち)は書いてあるのではと思っています。
— シェイブテイル (@shavetail) January 5, 2022
私は元々法律畑なので、どうしても債権・債務を軸に考えてしまうのですが、さわりが理解できた気がします。ありがとうございました。
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 5, 2022
シェイブテイル先生、朴勝俊先生、痛み入ります。もう一つ教えて下さい。「公共事業の対価の政府小切手を企業が銀行に持ち込むと、信用創造で新たな預金が生じる」が池戸万作説です。私は現金資産である小切手が、預金に置き換わっても信用創造ではないも思います。私の解釈に間違いはあるでしょうか?
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 6, 2022
はい、ありがとうございました。こういう議論は、仲間内だけで通用している言葉が多用される傾向があり、すぐ極論に走ったりもするので、相手の言っていることを理解するのに骨が折れますね。すぐ煽る人が横から入ってきますし。シェイブテイル先生、朴勝俊先生の紳士的な姿勢を見習いたいと存じます。
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 6, 2022
これは「いい質問」なので簡単に解説する。
1.理解していますが、本質的な違いはないと考えています
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 4, 2022
2.私は素人なので、「無からお金を作り出して」という意味を、小学生にも分かるようにご説明いただけますか。市中銀行が通貨発行するという意味ですか?準備預金を積めば残りが自動的に生まれる?日銀からの借入をそう表現している?
市中銀行が民間に貸し付ける際には、自己資金か、資金調達(借りるとか集めるとか)か、どちらかです。万年筆でも札束でも同じ。それが「事実」です。中野剛志はその一連のプロセスで市中にお金が増えるといっているだけであって、銀行は無からお金を作り出せません。
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 5, 2022
市中銀行が民間に貸し付ける際には、自己資金か、資金調達(借りるとか集めるとか)か、どちらかです。万年筆でも札束でも同じ。それが「事実」です。中野剛志はその一連のプロセスで市中にお金が増えるといっているだけであって、銀行は無からお金を作り出せません。
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 5, 2022
「無から有が創造される」と言われたら、私自身は、負債なしに資産だけが生じる状況を想像します。同じように捉える人は決して少なくないと思います。適切な表現とは思えませんね。「資産と負債が同時に生じる」ならわかりますが。
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 5, 2022
すいません。その話は別のスレッドで終わっております。シェイブテイルさんの説明で理解しました。ただ、「無から有を生む」という表現は、負債なしに資産のみ生じる状況を想起させるのが明らかなので、不適切だと思っています。
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 5, 2022
企業が売上を計上するのは、公共事業が完工した時点です。遅くても政府小切手を受け取った時点です。小切手を銀行で換金した際に、何かが生まれた認識は持たんでしょう。
— 宮崎タケシ元衆議院議員@維新 (@MIYAZAKI_Takesh) January 5, 2022
また、預金が負債なのは当然です。「無から有を生む」と聞けば、普通は負債が増えずに資産が生まれると受け止めます。 https://t.co/eYPFtBJ26d
市中銀行は預金通貨を発行して貸し出す"creator of money"である。資産(債権)が貸出金、負債(債務)が預金になる。貸出金が資産なのは、借り手の将来の返済キャッシュフローがあるためで、売掛金が資産になるのと同じことである。
資産の流動化では、その資産が生み出すキャッシュフローを裏付けとする有価証券(ABS)を発行するが、ABSの代わりに通貨そのものを発行するのが銀行の貸出である。「無から有を生む」は、銀行は裏付けとなる資産無しに通貨を発行しているという意味ではない。
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