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明石市の児童福祉費の財源

最近、明石市の泉市長が調子に乗っているので、過去記事の内容をアップデートしたものを示す。

明石市の児童福祉費の約半分は国と県の支出金で賄われている。

総務省「地方財政状況調査」
総務省「地方財政状況調査」

一般会計全体でも、自主財源は約5割に過ぎず、約4割を国と県に依存している(2020年度と2021年度は新型コロナウイルス感染症対策のためにイレギュラーになっている)。

総務省「地方財政状況調査」より作成

「やりくり」「予算シフト」と連呼しているが、それには民主党政権という失敗の前例がある。

まず、予算編成に当たって「コンクリートから人へ」という理念を貫きました。

ハコモノ、公共事業中心ではなく、むしろそれは大幅に削りながら、命を大切にする予算というものに変えていきました。
その一番特徴的なものが、御案内のとおり、子ども手当だと、そのようにも考えております。

鳩山内閣総理大臣記者会見
平成21年12月25日

なお、明石市は児童関連のハコモノ建設は増えている。

総務省「地方財政状況調査」

このような財政構造にもかかわらず、岸田首相を「やる気次第」とディスり続けるメンタリティには恐れ入る。

「少子化にも歯止めはかけられる」とも主張しているが、子育て支援の拡充が少子化対策にはならないことは国内外の事例からほぼ明らかとなっている。

その通り。

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