現状認識には概ね同意できるが、構造改革によって日本経済は失敗したのかもしれないが、日本企業は失敗していない、というより「利益が増えている」のだから成功しているということが重要である。
日本企業は経済産業省の思惑通り、株主重視経営を成功させている。
クローズアップすると、配当が劇的に増えていることがよく分かる。
人件費抑制&配当激増が株主重視経営の成功を表している。
企業にとっては現状は「成功」なので、変わる必要性がない。「様々な制約を取り払い企業間の競争が活発になれば経済が活性化する」という浅知恵で構造改革を進めたエリートの取り返しのつかない失敗である。