日本だけ給料が上がらないのは

昨日の記事の補足。

共産主義諸国では多数の国民が殺害されたが、人口比ではクメール・ルージュのカンボジアが突出している。

では、「他の共産国では国民の約1/4も殺害されていないのだから、カンボジアの大虐殺は共産主義とは無関係」かといえばそうではない。共産主義が浸透していなければ、これほどの大虐殺が起こらなかったことはまず間違いない。

これの事情👇も似ていて、「金融資本主義(≒株主至上主義)が浸透している他の国々では賃金上昇が続いているのだから、日本の賃金低下は金融資本主義とは無関係」とはならない。

「日本的経営」は米英の金融資本主義とは異質だったために、いったん侵入されると本場よりも極端な形で株主利益最大化/人件費最小化が進行してしまったと考えられる。侵略的外来種による被害が本来の生息地よりも大きくなるようなものである。

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