〇〇が足りないから少子化になる

岸田首相が罵倒されているようだが、非婚化・晩婚化・少子化の主因は政府の子育て支援が不足しているからではない。

日本のマスコミや"有識者"は言及しようとしないが、男に求められるスペックが厳格化したために結婚相手として「合格」の男が不足した(⇔「不良品」が増えた)ことが主因である。

要因のひとつには「女性がますます選択的になっていること」、つまり「(異性愛者の)女性にとって『適切な』男性が不足していること」があるという。ちなみにこの問題は、北欧のなかでも特にフィンランドで顕著であるようだ。
「世界で最もジェンダー平等が進んでいる国でさえ、女性は比較的高収入で高学歴の男性を好む傾向がある」

当noteの以前からの読者は知っていたはず。

出生率低下の根本原因は企業が支払う賃金の不足でも政府の子育て支援の不足でもなく、女がパートナーにしてもよいと思う男の不足である。

男女の同等化+女の非下方婚→少子化

ここ20年くらいデンマークの大学進学率は女性が男性を上回っています(男性が40%女性が60%)。優秀な女性が自分以上の男性を探すため、ミスマッチが起こり、晩婚化がますます進んだようです。この女性の経済的自立も離婚率をあげた原因だろうとのことでした。「女性の地位向上、男女平等が進むと少子化が進むのです」とおっしゃったのが印象的でした。

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