優等生が医者を目指す国

「期待値が医者>IT起業だから」でほとんど説明できるのではないか。

優等生の持つ卓越した頭脳をどの分野に活かすか?ということについて言えば、日本では医者が強力な受け皿となっている。医者には、国内最高クラスの社会的地位と高収入は確約されている。その一方で、IT分野についてはたとえ優秀な能力があっても、それを存分に発揮し育てる土壌がない。以上が日本の優等生からIT起業家ではなく、医者が生まれると考える論拠である。

IT分野は一発当たれば超高リターンだが国際競争が厳しく高リスク、医者は国家資格と言語の障壁に守られているので高リターンだが低リスクである。成功確率と期待値を考慮すれば、賢い人の大半は医者を選ぶだろう。

優秀な能力が技術革新・イノベーションに向かわないために、日本経済の生産性上昇率は低くなり、どんどん没落していく。

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