少産多子社会は静止人口に落ち着かない

この自称独身研究家はよくマスメディアに登場するが、人口統計の基礎知識が足りないので鵜呑みにしないように。

そのまま「少産多死時代」が延々と続けば日本人はやがて絶滅するのではないかと危機感を抱くかもしれませんが、決してそうはなりませんのでご安心ください。大量の高齢者群が多死時代を経て縮小した段階で、多死時代は終わります。そして、それは現在の中高年者偏重型のいびつな人口ピラミッドが、全年代均等型に補正されるからです。
すると、人口が増えもせず減りもしないという静止人口に落ち着くことでしょう。

「少産」すなわちTFRが人口置換水準を下回る社会では、死亡が減っても出生も減るので、人口減少は止まらず静止人口に落ち着かない。人口ピラミッドも全年代均等型に補正されない。

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誤った分析は他にもある。

少子化問題の論者の大半は人口統計の基礎知識を欠いているので要注意。編集者も無知なのでチェック機能が働かない。


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