ビッグマック指数と悪い円安
ビッグマック指数とは、自国とアメリカのビッグマック価格を等しくする為替レートの実勢為替レートからの乖離率で、
作成元のエコノミスト誌が注意しているように、為替レートのミスアラインメントを正確に示すものではないが、
日本円に関してはかなりいい線をいっているようである。
ファンダメンタル的には👇の1程度が適正水準と推計できるので、円は3割強過小評価されていることになる。
円の対外購買力は変動相場制に移行した直後の水準にまで低下しているが、輸出ドライブ→外需が内需に波及する景気拡大にはつながらず、「悪い円安」になっている。国際商品市況の高騰と重なれば、日本経済への打撃となることには要注意である。
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