ビフォーコロナに戻らない日本経済
日本経済がビフォーコロナの水準に回復しないことについて考える。
日本経済はコロナ危機が始まる2年前の2018年前半から成長が止まっていた。
GDP減少の大部分は家計消費の減少によるものだが、可処分所得は減らず、貯蓄が増えている。
老人は怪我をすると一気に老け込むことがあるが、老化が進んだ日本経済も似たようなものではないかと考えられる。
消費活動にも元気がいるが、ビフォーコロナの時点で活力が低下していたところにコロナ危機という「怪我」をしてしまったために、自然回復では元に戻らなくなっているような状態である。
では、財政支出拡大による「高圧経済」が有効かといえば、それにも問題があるが、それについては後日の記事で。
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