日本史上「最も平等な社会」を壊した思想

バブル崩壊後に「日本的経営」への自信が揺らいでいたところに、アメリカ帰りの財官学のエリートによってこの思想が広められた。

1994年2月の「舞浜会議」における宮内(オリックス社長)・今井(新日本製鉄社長)論争。

「企業は、株主にどれだけ報いるかだ。雇用や国のあり方まで経営者が考える必要はない」
「それはあなた、国賊だ。我々はそんな気持ちで経営をやってきたんじゃない」

失われた〈20年〉
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この思想に基づいた「改革」は、多くの日本人の

「無能なくせに上にいる連中」を引きずり下ろしたい
他人に貧しさをエンジョイさせたい

という願望とマッチするために永続化している。

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