「改革」とは民営化

「改革派」が本音を語ってくれている。

政策責任者が、その気にさえなれば「債務残高を数年、長くても10年程度で劇的に減少する」方策はある。なぜかといえば、政府の債務残高の裏側には、同じく膨大な政府の資産があるからだ。政府が資産を売却すれば、資産と債務は両建てで減少するのである。
実は、これが「改革」にほかならない。
それらを民間に売却すれば、資産とともに債務も両建てで減る。いわゆる民営化だ。ほかに約200兆円の公共財産もある。

彼らの財務省批判は反緊縮・積極財政派ホイホイであるのが見え見えだが、この単純な「敵の敵は味方」論法は結構効果的なようである。

左翼セクトや宗教カルトの手口にも共通する。

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