男のモテと暴力
この危惧はもっともなのだが、モテと暴力性は無関係ではない。より意味が広いaggressiveと言い換えれば納得感が出るだろう。
「暴力的な男がモテる」のは本当なのか? その主張の背後にあるリスクの正体 : https://t.co/sNgKKmSE0R #現代ビジネス
— 現代ビジネス (@gendai_biz) November 27, 2021
私が危惧しているのは、こういった積極性まで安易に「暴力性」とひとまとめにすることで、鵜呑みにした誰かが暴力を振るわないか……というリスクだ。
安易に「暴力性」という単語でモテを定義することは、こうした犯罪を生む土壌になりうる。
「暴力的な男はモテる」はこれ👇から来ている。
A harmless man is not a good man.
— Dr Jordan B Peterson (@jordanbpeterson) November 11, 2021
A good man is a very, very dangerous man who has that under voluntary control. pic.twitter.com/qRvverFbkX
暴力は相手を支配する「力」であり、力が強いほど社会的地位は上がりやすくなるが、TPOを弁えないと他者から制裁されてしまうので逆効果になる。従って、力の強弱と制御の可不可で四分類すると、最も望ましくてモテるのは「強い力を制御できる」下図のⅠになる。
「暴力的な男はモテる」とは、ⅡがⅣよりモテるということである。野球のピッチャーに例えると、Ⅱは制球力は悪いが球速は160km/h、Ⅳは制球力は良いが球速は100km/hのようなものになる。魅力があるのはⅡでⅣではない(Ⅲは論外)。
最近の西洋ではtoxic masculinity批判が激しいが、toxicではなくても(力を制御できても)masculinity(⇒力)が無い男はモテないのである。
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