トランプ対ポリコレ~反差別運動の本質

アメリカの反差別運動が文化大革命を想起させる気違いじみた展開になっていることは、前回の大統領選でのトランプの警告の正しさを裏付けている。

I think the big problem this country has ― is being politically correct. I've been challenged by so many people, and I don't frankly have time for total political correctness.
I will present the facts plainly and honestly. We cannot afford to be so politically correct anymore.

暴れている活動家は「反差別」を教義の核とする一神教的リベラリズムの原理主義者で、異教徒を虐殺して異文化を抹殺したヨーロッパのキリスト教徒の同類、十字軍や魔女狩りの現代版と考えればよい。神抜きの新宗教が世俗主義を打倒しようとしているわけである。

多くの日本人が過小評価していると思われるpolitical correctness(ポリコレ)の狂気と危険性を知るにはこの本がお勧め。レビューも的確で参考になる。

反差別運動の本質

反差別運動とは、これまでは"≠"として扱っていたものを"="にする一種の規制緩和で、社会秩序を維持していたルールやコードの撤廃や全面的書き換えにつながる(→文化大革命や新自由主義)。そこから必然的に生じる衝突がこれ(⇩)で、既に内ゲバが始まっている。弱者・マイノリティを糾合した革命運動が抱える根本的な矛盾である。

反フェミ界隈は、フェミ憎しで反射的に「敵の敵は味方」に走ることは禁物である。

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