ノルウェーの2019年の出生率が過去最低に

ノルウェー統計局によると、2019年の合計出生率は統計開始以来最低の1.53(移民系を除くと1.48)となった。2009年の1.98から10年連続の低下である。

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20代の急低下と、30代前半が低下に転じたことによる。

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第一子出生平均年齢も2010年から1.7歳も上昇して30歳に迫っている。

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フェミニズムの洗脳教育を受けた世代が出産適齢期になってきたことと、2008~09年の世界大不況が若い世代の人生設計を変えてしまったことが出生率低下の主な原因と考えられる。

ノルウェーなど北欧諸国は、男女平等政策と手厚い子育て支援によって高出生率を維持していると言われてきたが(⇩)、それが幻であったことが実証されつつある。社会学者を信用してはいけない

よくフランスや北欧が「理想郷」みたいに語られますよね。子育てに関する社会保障が充実していて、長時間労働がないのでみんながワークライフバランスを実現できてる、みたいな。
でも、あれって、「みんなが結婚して子どもを産むこと」に最適化した社会なんです。逆に言えば、それ以外の生きかたをしたい人は居づらい社会、子どもを産むことに対するプレシャーがとても強い社会ということ。どこに行くにもカップルが前提ですし、納めた税金のかなりの部分が子どもを産んで育てることに回されちゃう。

ノルウェーの40歳の男の30%、45歳の男の25%には子供がいない。「みんなが結婚して子どもを産むこと」に最適化した社会ではない。下のグラフの意味を読み取ってもらいたい。

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